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2008年12月の日記

12月31日

今年の競馬のまとめ。今年はかなりのロングバージョン。

下は今年のG1、Jpn1での上位3着までの馬の人気だ。

フェブラリーS 1、7、3
高松宮記念 4、5、1
桜花賞 1215、5
皐月賞 7、6、1
天皇賞(春) 3、2、1
NHKマイルカップ 1、3、14
ヴィクトリアマイル 5、1、4
オークス 4、13、5
日本ダービー 112、6
安田記念 2、5、9
宝塚記念 5、111
スプリンターズS 1、2、6
秋華賞 11、8、16
菊花賞 115、9
天皇賞(秋) 1、2、3
エリザベス女王杯 4、1、2
マイルチャンピオンシップ 4、110
ジャパンカップ 9、1、2
ジャパンカップダート 4、7、1
阪神ジュベナイルフィリーズ 1、3、4
朝日杯フューチュリティステークス 2、5、1
有馬記念 11410

今年は荒れたなぁ、と思っていたのだが、こうしてみると1番人気の馬が3着までに来なかったレースは僅か4レースだけ。だが見方を変えると、1番人気の馬が連に絡んだのは13/22レース。約半分だ。これが堅いと見るか荒れたと見るかは人によるだろう。
また、赤字にしたが、10番人気以下のいわゆる超人気薄の馬が3着までに飛び込んできたレースも多く、その辺を併せて考えると、「今年のG1、Jpn1は荒れた」といってもいいのかもしれない。

【古馬中長距離】

アドマイヤムーンが引退した今年の古馬中長距離戦線は主役不在のスタート。去年競馬を盛り上げたウオッカとダイワスカーレットの牝馬2頭に注目が集まった。
ウオッカはドバイ・デューティ・フリーで今年の競馬をスタート。4着に敗れはしたものの、いいレースを見せ、復活の手応えを感じさせた。帰国して1番人気で迎えたヴィクトリアマイル(Jpn1)は伏兵エイジアンウインズに敗れたものの、安田記念(G1)は、先行抜け出しから3馬身半の差をつけて圧勝。秋は毎日王冠(G2)2着の後、天皇賞(秋)(G1)に挑み、ダイワスカーレットとの歴史に残る大接戦を2cm差で制した。ジャパンカップ(G1)では3着に破れ、休養に入った。嬉しいことに来年も現役続行なようで、また競馬を盛り上げてくれるに違いない。おそらくこの馬が年度代表馬ということになるだろう。
ダイワスカーレットにとっての2008年はまさに激動の年だったのではないか。フェブラリーS(G1)からドバイへというスケジュールは創傷性角膜炎で白紙となり、大阪杯(G2)快勝後は右前脚管骨骨瘤を発症し春シーズンは全休となった。天皇賞(秋)にはぶっつけで挑むことになったが、果敢に逃げて、ウオッカとの大激戦を演じた。ジャパンカップを見送り挑んだ有馬記念(G1)は独り舞台。軽快に逃げて、後続に一度も追いつかせること無く、1と3/4馬身差で圧勝。今年の前半は怪我で順調さを欠いたが、秋に見せたパフォーマンスは間違いなく近年稀に見るハイレベルなもの。走りにムラのあるウオッカとは違い、この馬は安定感にも優れる。来年は海外遠征を中心にという話もあるようだが、海外でもきっと良い成績を残せるに違いなく、期待せずにはいられない。

今年の古馬中長距離戦線のG1勝ち馬は下の通り。

天皇賞(春) アドマイヤジュピタ
宝塚記念 エイシンデピュティ
天皇賞(秋) ウオッカ
エリザベス女王杯 リトルアマポーラ
ジャパンC スクリーンヒーロー
有馬記念 ダイワスカーレット

天皇賞(春)(G1)を勝ったのはアドマイヤジュピタ。秋には凱旋門賞(G1)を目指したが、挫石で回避。京都大賞典(G2)9着後に右前浅屈腱炎で引退した。
重馬場の宝塚記念を制したのはエイシンデピュティ。秋は順調を欠き、右前足の球節を痛めて天皇賞(秋)への参戦を取り止め、さらに右前脚けい靱帯損傷で有馬記念も回避することになり、結局秋は全休。その真価は来年問われることになった。
スクリーンヒーローはジャパンカップを9番人気で勝利。フロック視もされたが、次走の有馬記念でも5着といいレースをして、力のあるところを見せた。まだ4歳なので、来年も良い競馬を見せてくれるだろう。
牝馬限定エリザベス女王杯は3歳のリトルアマポーラが勝ったが、この馬については3歳馬のところで書く。

古豪メイショウサムソンは天皇賞(春)、宝塚記念を連続2着。勇躍凱旋門賞に挑戦したが10着。帰国して、ジャパンカップ6着、有馬記念8着で、競走生活を終えた。5歳で衰えるにはまだ早い年齢だが、怪我無く使い続けてきたことで競走意欲や能力の減退もあったのかもしれない。2歳から5歳まで長期休養することなく4つのG1を勝った。大変立派な成績だ。良血とは言えない血統だが、種牡馬として頑張ってほしいね。
昨年のグランプリホースマツリダゴッホは日経賞(G2)を快勝。香港へ遠征してオーデマ・ピゲ・クイーン・エリザベス2世カップ(G1)は6着。夏の札幌で札幌記念(Jpn2)で2着の後、中山のオールカマー(G2)では圧勝と、中山での強さを見せ付けた。ジャパンカップで4着とそれなりの走りを見せ、2番人気で迎えた有馬記念では外枠が災いしたか12着と大敗。2つ目のG1は来年にお預けになった。
菊花賞馬アサクサキングスは1年を通して無事走り続けた。大阪杯3着のあと、1番人気の天皇賞(春)3着と案外な結果。その後はG1を走り続け、宝塚記念5着、天皇賞(秋)8着、ジャパンカップ8着、有馬記念14着といいところがなかった。もうちょっと積極的にいける馬だと思うんだけど、なかなか難しいところだ。
有馬記念で俺の馬券を打ち砕いたアドマイヤモナークは日経新春杯(G2)、ダイヤモンドS(Jpn3)と年初の重賞を連勝。G1ではちょっと足りないレースを続けていただが、最後の有馬記念でしんがり人気ながら2着に突っ込み、周囲を驚かせた。すでに7歳で上積みは少ないかもしれないが、重賞では確実に上位に顔を出す能力はあるだろう。
3歳時とはまったく別の馬になってしまったようなドリームパスポートは今年も迷走。6戦して3着以内なしという寂しい成績で、左前脚屈腱炎を発症し引退。乗馬となることが決まった。馬主と調教師が揉めたり、騎手の問題で色々あったが、最後まで3歳時の能力が戻らなかったのは残念だ。
ポップロックも同様に不振を極め、阪神大賞典3着とそこそこのスタートを切ったものの、天皇賞(春)12着、秋2戦も惨敗といいところが無かった。すでに7歳で復活を望むのは酷かもしれない。
今年も元気に走り続けたサクラメガワンダー。宝塚記念で4着、天皇賞(秋)で6着と好走し、年末の鳴尾記念(G3)を勝った。中距離では良い脚を使うがG1にはちょっと足りない。輸送に弱いので宝塚記念が一番のチャンスになるのだろうが、相手次第というところだろう。
カンパニーは横山騎手に乗り替わり中山記念(G2)とマイラーズC(G2)を連勝。先行策という新たな戦法でG1に近づいたかと思われたが宝塚記念では8着と大敗。秋は毎日王冠5着から、天皇賞(秋)では猛烈な末脚で4着に突っ込んだ。2番人気と期待されたマイルCSでは4着と、あいかわらずG1には少し足りないレースを続けている。
アドマイヤオーラは京都金杯2着から今年の競馬をスタート。京都記念(G2)を快勝して、ドバイ・デューティ・フリーに挑んだが9着といいところ無く終わった。帰国後は、金鯱賞(G2)6着、宝塚記念しんがり14着といいところなく、宝塚記念後には右橈側手根骨々折が判明して、その後は全休。
俺の応援している2頭は振るわないシーズンを送った。カワカミプリンセスは金鯱賞で復帰。3着とそれなりの好走をしたが、筋肉痛で宝塚記念を回避。秋は府中牝馬S(G3)で2着。1番人気に押されたエリザベス女王杯ではリトルアマポーラをとらえきれず2着に終わった。有馬記念は先行して7着。もはや全盛時には戻れないのかもしれない。
もう1頭のロックドゥカンブは目黒記念(Jpn2)から戦列復帰(3着)。宝塚記念では2番人気に押されたが12着と敗れ、レース後、左後繋靭帯断裂を発症していたことが判明して引退。

今年の古馬中長距離はG1の勝ち馬がそれぞれ異なる混戦模様だったが、この状況はまだまだ続く。ウオッカ、ダイワスカーレットの2頭が海外に目を向けているとなると、残る国内組は層もかなり薄い。このカテゴリーでは来年4歳になる現3歳勢が活躍しそうだ。

【古馬短距離】

短距離戦線も主役不在で混迷模様。

高松宮記念 ファイングレイン
ヴィクトリアマイル エイジアンウインズ
安田記念 ウオッカ
スプリンターズS スリープレスナイト
マイルチャンピオンシップ ブルーメンブラット

高松宮記念(G1)を制したのはファイングレイン。年明けのオープン戦から3連勝でのG1制覇で、好調の波に乗っての勝利だった。その後休養に入り、秋はセントウルS(Jpn2)9着、スリンターズS(G1)10着、スワンS(G2)5着と振るわなかったが、マイルCS(G1)では直線良い脚で伸びてきて3着と、復調をうかがわせた。骨折で1年の休養を挟んでいるため、5歳ではあるがまだレース数も19戦と少ない。来年ももうちょっと活躍できそうだ。
ヴィクトリアマイル(Jpn1)ではエイジアンウインズがウオッカを破ってJpn1初制覇を飾った。その後アメリカ遠征の話もあったが取り止めとなり、その後はレースに出てこない。3歳時も長期休養していて、まだわずか11戦。芝では4戦2勝で、しかもウオッカを破っているのだから期待も高まろうというものだが、なかなか仕上げが難しい馬なのか、レースに出てくれないと期待のしようが無いね。
秋の短距離戦線も混戦模様。スプリンターズSを制したのはスリープレスナイト。4月5月にダートのオープン戦を連勝した後、芝に挑戦。CBC賞(G3)、北九州記念(Jpn3)と芝1200mの重賞を連勝。勢いそのままに、1番人気に押されたスプリンターズSでも先行から抜け出して快勝。5連勝でG1初制覇を成し遂げた。母は名牝ヒシアマゾンの姉という良血で、まだ底を見せていないというところも、この先が楽しみな1頭だ。
マイルCSを勝ったのはブルーメンブラットで、府中牝馬S(G3)を勝って、その勢いに乗っての勝利。この勝利後に引退し、繁殖牝馬となった。
こうしてみると、短距離のG1は調子の良い馬がそのまま勝ったというのが目立つね。安田記念のウオッカ以外はみなG1初制覇だ。

このほかの馬では、ローレルゲレイロが東京新聞杯(G3)、阪急杯(G3)を連勝。その後も期待されながら、高松宮記念4着、スワンS2着の後、マイルCS5着と、なかなか勝ちきれないレースを続けている。暮れには香港に遠征。香港スプリント(G1)で8着と敗れた。
サイレントプライドは中山金杯(G3)、東京新聞杯をいいところ無く敗れた後、ダービー卿CT(G3)、休養を挟んで富士S(G3)と、重賞を2連勝。マイルCSでは14着と惨敗。暮れの阪神C(Jpn2)でも2番人気ながら6着と期待に応えられなかった。
スーパーホーネットは高松宮記念(5着)で復帰したあと、京王杯SC(G2)を快勝。1番人気に押された安田記念では8着と惨敗。秋は毎日王冠でウオッカを破り、マイルCSでは再び1番人気となったが、ブルーメンブラットとに内を掬われて2着に敗れた。暮れの香港マイルでは5着。

さて忘れてはならないスズカフェニックスは1年元気に走った。今年緒戦の阪急杯では2着、続く高松宮記念では強烈な追い込みで3着と力を見せた。その後は京王杯SCで3着し、安田記念に挑んだが5着。秋はセントウルS(8着)、スプリンターズS(4着)、スワンS(4着)、マイルCS(8着)といいところを見せることなく、マイルCS後、引退が発表された。来年からはサンデーサイレンスの快速息子として種牡馬入りする。G1は結局1つしか取れなかったが、強烈な末脚をもった個性的な馬だった。最近は短距離戦線でもスローペース全盛という追い込み馬受難の時代が続いているが、こういう個性的な馬が少なくなってきたのが寂しいね。

短距離戦線はスター不在、強力な本命不在の状態が長く続いている。来年も変わらないだろう。ちなみに、今年の最優秀短距離馬はウオッカになるだろう。

【3歳】

皐月賞 キャプテントゥーレ
日本ダービー ディープスカイ
菊花賞 オウケンブルースリ
桜花賞 レジネッタ
オークス トールポピー
秋華賞 ブラックエンブレム
NHKマイルC ディープスカイ

ディープスカイは未勝利を抜け出すまでに6戦を要し、2月の500万下で2着、3月のアーリントンC(Jpn3)で3着と、まったく普通の馬だった。だがそのあとの毎日杯(Jpn3)を2馬身半差で圧勝するとそこから快進撃。NHKマイルC(Jpn1)を豪快に差し切り勝ち。続くダービー(Jpn1)でも後方から横綱相撲で勝ち切って、キングカメハメハ以来となる、3歳春の1600m、2400mの二つのJpn1連覇という快挙を成し遂げた。秋は神戸新聞杯(Jpn2)を勝った後、天皇賞(秋)に進み、ウオッカとダイワスカーレットの大激戦にクビ差の3着。ジャパンカップではスクリーンヒーローに半馬身差の2着と古馬に混じっても一流であることを示した。天皇賞(秋)を見る限りではウオッカ、ダイワスカーレットの2頭とは随分差がある感じで、とくに来年は重い斤量で走らなければならないことを考えれば、かなり不利だろう。だがこの馬はまだまだ成長する可能性が残されており、きっと来年はもう一回り強いディープスカイが見られるんじゃないかと思う。最優秀3歳牡馬は確実。
キャプテントゥーレは2歳時にデイリー杯(Jpn2)を勝ったが、続く朝日杯(Jpn1)では3着。今年は弥生賞(Jpn2)から始動し、7番人気で迎えた皐月賞(Jpn1)では堂々逃げ切り勝ち。左第3手根骨々折が判明して、その後は全休となった。母は活躍馬エアトゥーレという良血。来年早々にも復帰してくるらしいので、応援したいと思っている。万馬券を取らせてくれた馬だしな。
キャプテントゥーレ休養中、ディープスカイが古馬路線に向かい、混戦模様の秋の3歳牡馬戦線だったが、菊花賞(Jpn1)を制したのは上がり馬オウケンブルースリだった。未勝利戦を勝ったのが6月3連勝で神戸新聞杯に臨み3着。その末脚の鋭さを買われて菊花賞では1番人気。後方から堂々の差し切り勝ちを収めた。続くジャパンカップではそれほど差の無い5着に健闘した。まだ8戦しか消化していないし、さらなる成長が期待される。

牝馬戦線は荒れ模様。桜花賞(Jpn1)を制したのは12番人気のレジネッタだった。2着も15番人気のエフティマイアで、馬連19万馬券という波乱のクラシックのスタートを演出した。レジネッタはオークス(Jpn1)で3着したものの、クイーンS(Jpn3)2着、ローズS(Jpn2)3着、秋華賞(Jpn1)8着、エリザベス女王杯12着と、尻すぼみな1年になってしまった。春に見せた末脚は強烈なものがあり、いったん休養、リフレッシュして、またあの脚を見せて欲しいもの。
オークスを制したのは2歳女王のトールポピー。今年緒戦はチューリップ賞(Jpn3)で2着。桜花賞は1番人気を大きく裏切る8着と惨敗。4番人気で迎えたオークスでは、直線他馬を吹き飛ばしながら、大外から最内までよれつつ伸びての戴冠となった。池添騎手の苦々しい顔が忘れられないね。このオークスも2着に13番人気のエフティマイアが入り、大波乱となった。トールポピーの秋は不振で、ローズS6着、秋華賞10着で、エリザベス女王杯は鼻出血で回避した。
3歳牝馬戦線は夏を越しても上がり馬の台頭が無く、また春の有力馬が怪我無く夏を越してきて、力関係に変わりないまま秋競馬に突入した。
秋華賞は、オークス馬トールポピーが1番人気、桜花賞馬レジネッタが2番人気、両レースで2着だったエフティマイアが3番人気でレースを迎えたが、勝ったのは11番人気のブラックエンブレムだった。2着に8番人気ムードインディゴで、このレースも波乱となり、牝馬三冠すべて馬連万馬券という驚くべき荒れ方だった。ブラックエンブレムも春にはフラワーC(Jpn3)を勝っており、その後の桜花賞(10着)、オークス(4着)、ローズS(15着)という成績から人気を下げていただけに過ぎない。来年はドバイという話もあるようだ。
春のクイーンC(Jpn3)を勝ったリトルアマポーラがエリザベス女王杯を制した。桜花賞(5着)、オークス(7着)、秋華賞(6着)と今ひとつな競馬を続けていたが、ルメール騎手の先行策が見事に的中して、大金星となった。来年誰が乗るのかというあたりも含めて、注目が集まるだろう。
最優秀3歳牝馬は票が割れるだろうね。俺的にはトールポピー。

古馬混合戦で勝った3歳馬は、エリザベス女王杯のリトルアマポーラ、武蔵野S(G3)のキクノサリーレ、中日新聞杯(Jpn3)のヤマニンキングリーの3頭だけ。かなり不作といっていいのではないか。ただ後半の重賞ではかなり3歳馬も上位に顔を出していたので、この先に期待だね。

【ダート】

川崎記念 フィールドルージュ
フェブラリーS ヴァーミリアン
かしわ記念 ボンネビルレコード
帝王賞 フリオーソ
ジャパンダートダービー サクセスブロッケン
マイルCS南部杯 ブルーコンコルド
JBCスプリント バンブーエール
JBCクラシック ヴァーミリアン
JCダート カネヒキリ
東京大賞典 カネヒキリ

今年のダート戦線最大の出来事は、なんといってもカネヒキリの復活だ。2006年6月の帝王賞(Jpn1)で2着後、屈腱炎を発症し、今年の武蔵野Sで復帰するまで2年4ヶ月の休養を要した。その武蔵野Sでは内に包まれたままほとんど追うところ無く9着。まさか終わってしまったのかと不安視されたりもしたが、4番人気で迎えたジャパンカップダート(G1)では、内をするすると伸びて、後続を抑えて優勝。さらに年末の東京大賞典(Jpn1)でもヴァーミリアンとの一騎打ちを制して、堂々の復活となった。これほどながい休養を挟んで競走能力が減退することなく復活するというのは、なかなか、いやかなり大変なことだろうと素人な俺でも分かる。関係者の熱意が実った結果なのだろう。G1は6勝。来年いくつ勝つのかと考えると、それだけで楽しくなってくる。最優秀ダート馬と、最優秀4歳以上牡馬、最優秀父内国産馬に加えて、NARのダートグレード最優秀馬もこの馬になるだろう。個人的には年度代表馬でも良いんじゃないかと思えるが、1年を通しての活躍という部分を考えるとウオッカに分があるか。
去年まで、いや、カネヒキリが復活するまでの王者ヴァーミリアンは、王者らしい競馬を今年も続けた。川崎記念(Jpn1)を取り消したあと、フェブラリーSを完勝して、ドバイへ遠征。謎の大敗を喫したが、帰国後はJBCクラシック(Jpn1)でサクセスブロッケンを完全に封じて勝利。能力にいささかの衰えも無いことを証明した。1番人気で臨んだジャパンカップダートは、アタマ、クビ差の3着。東京大賞典ではクビ差の2着ながら、どちらのレースでもカネヒキリに先着を許し、王者の座を再びカネヒキリに奪われたということになるのだろう。カネヒキリ同様にG1を6勝。来年もカネヒキリの出ないレースでは充分に勝つ力はあるだろうし、もちろんカネヒキリに勝てないと決まったわけではない。だが、JCダートでメイショウトウコンにまで差されたように、ちょっと以前の迫力が失われてるような気がする。それでも東京大賞典は悪いレースではなかったし、来年もダート競馬を盛り上げる主役の1頭であって欲しいね。

カジノドライヴはJazil、Rags to RichesというアメリカのベルモントSを制した兄妹の弟に当たる血統で、デビューからベルモントSを意識して調整されてきた。新馬戦を2.3秒差という圧勝で飾ると、渡米。前哨戦となるピーターパンS(G2)を5馬身3/4差で圧勝して、ベルモントSが期待されたが、前日に左後脚に挫石を発症。回避となってしまった。いったん帰国したあと、再び渡米し、10月に条件戦を勝利で飾り、ブリーダーズカップクラシックに挑戦したが12着と敗れた。帰国後はジャパンカップダートに出走。3番人気に押されたが6着と敗れた。BCはオールウェザーの馬場が合わなかったんじゃないかという話で、ちょっと残念だったが、ピーターパンSの勝ち方を見る限りはアメリカのダートにはあっているんじゃないかと思う。馬場を選んでいけばまだまだ勝てるように思うが、来年以降のローテーションがどうなるのかは分からない。国内では1600万下条件なので、いっそ渡米してしまった方がいいようにも思える。
同じ3歳のサクセスブロッケンは新馬戦を3.1秒という大差で圧勝。その後も圧勝を続けてダートで4連勝。ダービーはしんがり負けを喫したが、ジャパンダートダービー(Jpn1)では3馬身半差で圧勝。古馬初対決となったJBCクラシックは果敢に先行して、最後はヴァーミリアンにクビ差かわされたものの、古馬一線級に混じっても戦える能力を証明した。だが続くジャパンカップダートではちょっと暴走気味で8着とダート初の惨敗。東京大賞典は2強に続く3着ながら、2頭には2馬身半と離された。とにかく気性が激しく、その辺がレースでどちらに出るかにかかっているといってもいい。気性的な成長が望まれる。
8歳のブルーコンコルドがマイルCS南部杯を3連覇。今年獲ったG1は1つだが、1年間元気に走り続けた。6つのG1を走り、1つも掲示板を外さなかったのだから、立派な成績と言って良いだろう。獲得G1は7つで、あと1つで史上最多となるのだが、年齢的にもなかなか難しいところかもしれない。
俺の応援するフリオーソは帝王賞(Jpn1)を勝利。去年のジャパンダートダービーに続き2つ目の戴冠となった。秋はちょっと不振で、JBCクラシック4着、ジャパンカップダート7着、東京大賞典5着と、ちょっと疲れが出ているのかもしれない。しかしまだ4歳。来年も充分に期待したいと思っている。

ダート戦線はこのほかにも多士済々といった層の厚さで、きっと来年も面白いレースを見せてくれるに違いない。カネヒキリを脅かすような馬が出て欲しいね。

【まとめ】

そんなわけで異常に長くなってしまったが、まとめとして年度代表関係の予想。予想というかおれの意見。

年度代表馬 ウオッカ
最優秀2歳牡馬 セイウンワンダー
最優秀2歳牝馬 ブエナビスタ
最優秀3歳牡馬 ディープスカイ
最優秀3歳牝馬 トールポピー
最優秀4歳以上牡馬 カネヒキリ
最優秀4歳以上牝馬 ウオッカ
最優秀短距離馬 ウオッカ
最優秀ダートホース カネヒキリ

といった感じかな。
来年はウオッカとダイワスカーレットの動向がまず第1に気になるところ。それからブエナビスタがどれだけ強いのかも注目だ。
来年応援する馬は、フリオーソ、カワカミプリンセス、エアシェイディ、キャプテントゥーレあたり。あ!、エアシェイディのことを一言も書いてないぞ。マイルから2500mまで頑張ったんで、ジャンル分け的に見落としたわ。
エアシェイディは1月のAJCC(Jpn2)で重賞初制覇。中山記念3着のあと、安田記念では豪脚を繰り出して4着。宝塚記念は7着。秋はオールカマー(5着)から始動。天皇賞(秋)では大外を飛んできてウオッカから0.1秒差の5着まで追い込んだ。有馬記念は10番人気という低評価ながら3着に入り、その力を示した。29回走って4回しか掲示板を外したことのない善戦マンだが、今年は重賞も制して、充実した1年だった。すでに7歳で上がり目は薄そうだが、出る限りは応援したい。

と書き足しておこう。
来年の話の続きだが、海外遠征がまた盛んになりそうな気がするね。ドンドン行って欲しいし、行って成果を出すだけの力のある馬は多いと思う。

来年も面白い競馬が見れますように。そして馬券をもうちょっと当てさせて欲しいな…。

12月30日

明日は競馬のまとめを載せるので、実質的に今年の日記は今日で最後だな。
ホントならゲームのまとめをというところだけど、今年も大してやらなかったなぁ。ちゃんと最後までやったのってDSドラクエ5くらいか。トラスティベルとか惜しかったんだけどな。あとPC版の三國志11やったな。携帯の花札はまだやってるけど。
来年はドラクエ9が本当に出るなら、間違いなくやるだろう。PCのほうではDiablo3は来年は無理だろうな…。まぁコンシューマーもPCもちょこちょこ買うと思うけど、面白いのが出てくれるといいな。もう、ゲームやってる時間よりニコニコ動画見てる時間の方が遥かに長いわ。

12月29日

30日のが良いかと思ったんだけど、(後で見返すときに、上のほうがいいのでね)、もう今年は注文しないつもりなので、Amazonのまとめ。

()内は去年。
・注文回数 35回(33回)
・注文点数 85点(84点)
・注文金額合計 237,399円(316,692円)
内訳
・マンガ 49点(17点)
・その他の本 0点(14点)
・ゲーム 6点(9点)
・その他ソフト 0点(5点)
・DVD 13点(15点)
・CD 12点(12点)
・その他 5点(12点)

おぉ、回数こそ増えてるものの、金額は大きく減ってるじゃないか。頑張った俺。点数が増えてるのはマンガをとにかく買いまくったためなので、単価が低いものだから合計も抑えられてる感じ。
内訳の「その他」はEeePC(初代)が5万円だったり、ヘッドフォンやマウス。EeePCなければ20万切れたんだけどな。
とにかく今年は随分抑えられたんじゃないかな。とくに10、11月のお金が無かった季節は我慢したしね。来年も自重しながら利用していこう。
ちなみに、マウスがそろそろダメになってきている(クリックが反応しなくなりだした)ので、来年の最初の注文はまたマウスになりそうだ。

12月28日

脱力。今年も終わったなぁ。有馬記念が終わると、ホントに終わったって感じ。あとはダラダラしよう。明日は部屋の大掃除の予定。
トップに書くほどではなかったんだけど、今日もCentOSをいじっていた。仮想化のいいところは、ダメになってもバックアップにすぐ戻せるところだな。とりあえず今日分かったのは、ビデオカードの機能をVMWare Playerで使うのは難しそうってことかな。

12月27日

9連休スタート。良く寝たわ。有馬記念の検討したり、CentOSを入れたり、まぁノンビリした1日だった。そういや昨日届いたCDとマンガで、今年のAmazonの注文は終わりだ。集計しないとな。

12月26日

今日で仕事納め。飲んで帰宅。午前。タクシー。9連休だ。何の予定もないので、とにかくひたすらゆっくり休もう。とりあえずは日曜の有馬記念だな。ダイワが外枠になったことでかなり難解になったような気がするので、ギリギリまで悩むつもりだ。

12月25日

あーもう明日で今年も終わりか。仕事と有馬記念とLinuxで頭がいっぱいな感じの1週間だが、Blu-rayとマンガを買ってきたので、Blu-rayを見ながらマンガを読んだり。慌しいね。
Fedoraが諦めきれないので9を入れてみようかと思ったんだけど、ISOのイメージが3GB超あるようなので、これからDL始めると寝れないな。まぁ休みに入ってからだな。

12月24日

世の中はクリスマスイブのようだが、俺の場合はいたって普通の日々。仕事から帰宅するのが遅かったのだが、風呂に入って、飯食って、すぐさまPCへ。順調に動いてるUbuntuと見比べながらFedoraのセッティングをゴチャゴチャといじる。音はなんとかそれなりに出るようになったのだが、随分揺れてる感じで、出力が安定してないというかなんというか。しかしUbuntuのほうも良く聴いてみると音が揺れてるんだよね。設定の問題なのか、Linuxの問題なのか、VMWare的な問題なのか、切り分けが出来ないのが痛いところだ。いじるだけでは芸がないので、Linuxの本でも探してくるかな。

12月22日

土日中PCの前にいたわけだが、今日も引き続きgOSをいじる。会社でもPCに向かってるだけに目が痛いわけだが、目薬を点しつつという感じで。
しかしこんなふうに色々いじってるとPC本体にも手を入れたくなるんだよねぇ。とくにこうして仮想化とか使い始めると、Quad Coreが欲しくなって溜まらないんだよな。CPUだけ買ってくれば良いんだけど、マザボが古いということもあって(メーカーのHPでは対応となっていても)対応状況が不安だし、それ以上に問題はWindowsのアクティベーションがきてしまうと、シリアルを探さないとならないという苦境に陥るんだよね。どこにあるんだろう…。
このPCを組んだのは2006年の12月だから、もう2年経つんだよな。メモリー以外のパーツを全部入れ替えたいくらいなんだけど、なかなかねぇ。

12月20日

結局朝方までVM+Ubuntuをいじっていた。トップでも書いたが、一度やり直す羽目になったりしたけど、まぁこんな感じでいじるのが楽しいんだよね。今日もほとんどPCに向かいっぱなしで、目が痛いわ。

12月19日

あまりにPCの挙動がおかしく、起動しても5分くらい固まってるし、しまいにはとうとう起動しないような状態にまで陥ることがしばしば、というわけで、ウイルスバスター2009をアンインストール。ノートンに変更した。いまようやく3時間半かけてシステムスキャンが終わったわけだけど、なんかやけに快適だ。こんなに違うならもっと早く替えておくべきだったなぁ。というか、やっぱりこいつが原因だったのか。プロセスを見るとノートン関係は2つしか立ち上がっていない。なにもしなくても6つも7つもプロセスが立ち上がっていたウイルスバスターとは大違いじゃないか。素晴らしい。
この土日は多少PCの中身を整理する予定。VM Wareを入れてUbuntuを試してみようかと思っている。

12月18日

忘年肉。焼き肉は久々な感じで、実に旨かった。あんまり煙くなかったのもよかった。

12月17日

世間的にはすっかり年末のようで、もう暮れの挨拶モードな感じだが、仕事が全然終わってないんだよねぇ。やってる仕事が軒並み年を越しそうな勢いなので、もう今年は諦めているというか、なんというか。まぁ仕事の話はいいか。
そういや、今年は忘年会があんまり無いんだよね。営業から離れて久しいし、世の中の状況も状況だし、しょうがないのかねぇ。

12月16日

Playstation @Homeが始まったらしいのでやってみた。DLは思ったより短く、すでにPSネットワークに入っているせいか、とくに手続きめいたものもなくそのままスタートできた。アバターは随分と細かく設定できるようだが、面倒なので適当に決めてログイン。
・人は結構いた。
・グラフィックはまぁそれなり。
・歩き回ってたら軽く酔った。
・とくにすることがなかった。
ということで、現状からすると、まんまセカンドライフの悪夢を繰り返してるように見えるね。まぁゲームと連動したりしていけば、また違った面も出て来るんだろうけどな。

12月15日

体調が悪かったので早めに上がったのだが、帰りの電車がダイヤ乱れで参った。頭痛が増したよ。Amazonから届いたDVDを見て早く寝よう。そういやAmazonも今年はあと1回買うかどうかって感じ。また年末になったらまとめをしないとな。

12月14日

Mabinogiで先週大規模アップデートがあったようなので、久しぶりに入ろうかと思って、課金しようかと思ったらクレカでの課金が現在停止中だそうで、これはありえんな。どんだけ間抜けなシステムなんじゃ。そもそも登録システムが変わったとかなんかで、何度もIDとパスを入れさせられた上にこれだから、なんかやる気が減少したよ。
で、しょうがないので、ドルアーガのほうに久々に入ってみようかと思ったら、パッチが688MB…。もしかしてゲーム作り直したの?。入ってみるとビックリするほど人がいなかった。もしかすると中心となる町が別のところに移っているのかもしれないのでなんとも言えないが、俺が入っていた頃の中心の町には数人しかPCはいなかったな。

12月13日

麻雀で負けたのは久しぶりのような気がするなぁ。前半、1、3、1、2着と堅実にいって、こりゃ今日はいけると思ったら、そこから6局連続3、4着の繰り返しで大きくマイナス。飛ぶほどの大負けはなかったんだけど、コンスタントにダメだったなぁ。まぁこんなこともあるのだろうさ。年内もう1回やるかもしれないが、来年早々には大会もあるので、そこはまた頑張ろう。

12月12日

くたびれた。明日は一日麻雀だから早く寝よう。最近麻雀負けてないし、なんとなく明日も勝ちそうな気がする。

12月11日

忙しさは一段落しているのだが、なんかやけに体が疲れてる感じだ。ちょっと早く寝てみるか。土曜日は麻雀の予定なので、疲れたまま突入は避けたいしな。

12月9日

コミックダッシュというなかなか良さ気なサイトがあったので入ってみた。昨日のマンガの新刊の話ね。トップの右サイドバー上としたのがそこのサイトのブログパーツだ。自分の買ってるマンガを登録しておくと、近い発売日を教えてくれるということで、重宝しそうだ。とりあえず現在進行形で買っているマンガと、割と近い過去に買ったマンガを入力してみたが、結構買ってるもんだなぁ。実際はこの数倍買ってる感じだしね。

12月8日

ぼけーっとAmazonを見てたら、またマンガの買い忘れを発見し書店へ。新刊が一覧で分かるようなところはないものかねぇ。探したことないから、探してみるか。仕事は一段楽したが、年末に向けてまたすぐ忙しくなりそうだわ。

12月7日

EeePC901-16G。ニコニコは高画質の動画だとかなりカクカクするが、それでもコメントを消せば普通に動くレベルで、かなり実用に耐えうる感じ。もっとも、外でニコ動を見る機会はそう無いわけだけどね。あとは使いながら色々手を入れていこう。

12月6日

昨日は激飲み。久々だったせいか、かなり酔っ払ったわ。
EeePC901-16Gが到着。到着は昨日だけどな。翌日届くとは、ヨドバシも頑張るよね。早速セッティング。Windowsをアップデート、無線LANの設定、パフォーマンス優先にWindowsを各種カスタマイズ、メモリを2Gに換装、Google Chrome、解凍ソフト、Becky、AVASTをDLしてセッティング、E-Mobile設定、会社へのPPTPを設定、といった感じ。無線がどうしても繋がらなくて悩んだが、ファイアウォールを切ったら出来た。メモリが1Gしか認識しない。相性かもしれないし、前に使ってたときに管理外領域とか使ってたのでその辺もあるのかも。メモリ管理ツールで調べてもイマイチ分からないのでちょい保留。普通に使うには問題ないからいいけどね。
モノ自体には大満足。画面が大きいっていいな。素晴らしい。動きも悪くない。ATOM+SSDの威力かな。SSDが16GBなので容量を気にする必要がほとんど無いってのもいいね。大してシェイプアップしなくても11Gも余ってるよ。天板周りがテカテカ系なので、指紋がべったりなところはちょっと嫌だが、まぁ気になるレベルではないのでよし。
明日もいじって使いやすくしよう。

12月4日

ということでEeePC901-16G Blackを購入。ヨドバシコムで54,800円の10%還元だから5万弱ってところか。土曜日に届くので、土日に設定すれば月曜から使えそうだな。HDDのモデルと悩んだんだけど、一度SSD使っちゃうともうHDDの遅さには戻れないだろうと踏んで、ちょっと奮発してみた。

12月3日

Eee PCが壊れた。いや、壊した、だな。液晶をやってしまったので、もはや回復不能。直すとしても、おそらく結構な金がかかるだろうから、これはお仕舞にするしかないな。ということで、とりあえず自転車はおあずけにして、新しいのを買うか。Netbookは仕事でかなりの頻度使うので、無いままにはしておけないしな。6日発売のレノボが良さそうだが、EeePCの新し目のやつも捨てがたいな。

12月2日

最近昼飯の時間が異常に不規則で、今日なんか18時だ。こりゃ夕飯だよな。俺の場合、朝は何も食べないので、昼飯が遅れると苦しいんだけどね。というか体壊しそうだから気を付けんと。

12月1日

12月。寒いわ。コート着るべきか悩むんだけど、着ると電車が暑いしね。ままならないよなぁ。今週も地獄のような忙しさが続くが、JCダートのことを考えつつがんばろう。