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2015.01.04

2015年産駒デビューの新種牡馬

uma_icon012015年に産駒がデビューする期待の新種牡馬の紹介。日本馬は、ヴィクトワールピサ、カジノドライヴ、キャプテントゥーレ、ドリームジャーニー、アサクサキングスの5頭を、輸入種牡馬は、ワークフォース、ベーカバドの2頭を取り上げる。



■ヴィクトワールピサ DP=8-0-8-2-0(18) DI=2.00 CD=0.78

日本馬として初めてドバイワールドカップ(G1)を勝った、歴史的とも言える名馬。国内では皐月賞、有馬記念と2つのG1を勝っている。父はサンデーサイレンスの仔ネオユニヴァース。
勝ち鞍は1800mから2500mで、特に2000mに強かった。気性的に難しいところはあったものの、それが優れた勝負根性に繋がっていた。個人的にも有馬記念で儲けさせてもらっただけに、応援したい種牡馬の一頭だ。2013年生まれの血統登録済み産駒は102頭。

■カジノドライヴ DP=10-6-12-0-0(28) DI=3.67 CD=0.93

アメリカ生まれの持ち込み馬。デビュー戦を圧勝するとすぐにアメリカへ遠征。ピーターパンS(G2)を勝った。米三冠レースの1つ、ベルモントS(G1)に挑戦予定だったが脚元の不安から回避。条件戦を勝った後にBCクラシック(G1)に挑戦するも大敗(12着)。帰国してからは、フェブラリーS(G1)の2着が最高で、G1には手が届かなかった。脚元に弱いところのある馬だった。
父はBold Ruler系のMineshaft。今やサンデーサイレンス系ばかりの日本競馬で、こうしたサンデーサイレンスの血を持たない種牡馬は貴重だ。2013年生まれの血統登録済み産駒は127頭で、他のG1馬を差し置いて、2015年産駒デビューの新種牡馬の中では最多だ。

■キャプテントゥーレ DP=3-0-9-0-0(12) DI=1.67 CD=0.50

7番人気で皐月賞を逃げ切った良血馬。母は活躍馬のエアトゥーレで、阪神牝馬Sを制したほか、海外にも遠征してフランスのモーリスドギース賞で2着にもなった。父はサンデーサイレンスの仔アグネスタキオン。
良血馬らしく、気ムラなところがあり、好走と凡走の差が激しい馬だった。そうした面ではなく、中距離向きのスピードと勝負強さが上手く伝わると面白いかもしれない。2013年生まれの血統登録済み産駒は52頭。

■ドリームジャーニー DP=3-0-5-0-0(8) DI=2.20 CD=0.75

2歳時に朝日杯FS(G1)を勝ったが、3、4歳時は不振。5歳で宝塚記念(G1)と有馬記念(G1)を勝った。オルフェーヴルの全兄という血統で、父はサンデーサイレンスの仔ステイゴールド。母の父がメジロマックイーンで、距離の融通は効くだろう。
ステイゴールドの特徴を良く受け継いでいるようで、この馬も父同様に小さな馬だったが、丈夫に堅実に、長く活躍を続けた。2013年生まれの血統登録済み産駒は36頭。

■アサクサキングス DP=4-1-9-0-4(18) DI=1.12 CD=0.06

ドリームジャーニーと同期の菊花賞馬。その後はG1を勝てなかったが、長い距離で活躍をした。父はNorthern Dancer系ダンシングブレーヴの仔ホワイトマズル。イングランディーレやニホンピロアワーズといった活躍馬を出しているが、種牡馬としての後継はこの馬に期待がかかる。母の父はサンデーサイレンスで、そのスピードも上手く伝わって欲しいところだ。2013年生まれの血統登録済み産駒は29頭。

■ワークフォース(Workforce) DP=7-1-14-8-0(30) DI=1.00 CD=0.23

今年産駒がデビューする種牡馬の中で一番の大物。英ダービー(G1)と凱旋門賞(G1)に勝っている。特にダービーは当時のレコードで、2着馬に7馬身差の圧勝という派手なパフォーマンスを見せた。父はMr. Prospector系Kingmamboの仔King’s Best。Kingmamboの血は日本競馬にあっていると思うので、この馬の仔にも期待できそうだ。2013年生まれの血統登録済み産駒は124頭。サンデーサイレンス系の娘との仔も多く、相性に注目だ。

■ベーカバド(Behkabad) DP=4-4-8-3-1(20) DI=1.50 CD=0.35

フランス馬。G1の勝ち鞍はパリ大賞典だけだが、凱旋門賞(4着)、BCターフ(3着)などにも出走し、堅実なレースを見せた。Northern Dancer系Danzigの流れで、Cape Crossの仔。Cape Cross自身の成績はそれほど特筆するべきものではないが、種牡馬としてSea The StarsやOuija Boardといった世界的な超一流馬を輩出し、高い評価を得ている。ベーカバドもそうした面を期待されていると思うが、母の父がKrisだけに、距離適正は短い方に出るかもしれない。2013年生まれの血統登録済み産駒は78頭。

このほかにも、ナカヤマフェスタやダノンシャンティ、サンライズバッカス、アンライバルドといった馬たちの産駒が2015年にデビューする。

※血統登録済み産駒はジャパン・スタッドブック・インターナショナルのHPから。2015年1月3日現在の数字。