2013.12.01
ジャパンCダート 《G1レース結果》
晴れの良馬場。逃げたのはエスポワールシチー。1000m61.6秒。例年より遅いペースだが、力の要る良馬場だったことを考えれば、平均くらいの流れか。直線、早めに抜け出した1番人気ホッコータルマエが粘るところ、外目から3番人気ベルシャザール、6番人気ワンダーアキュートが猛追。ベルシャザールがホッコータルマエを抜き去り、ワンダーアキュートをおさえて勝利。2着にはワンダーアキュート。
予想はそれなりに良かったのだが、馬券の買い方がダメすぎたという良い例だろう。
勝ったベルシャザールはG1初制覇。予想でも書いたが、ダービーで3着になったほどの実力馬。ようやく本格化したと言って良いだろう。使い詰めなのでこの先はわからないが、年末の東京大賞典に向かうようなら、かなり有力な存在になる。来年のダート戦線の中心になる馬だと思う。
2着に突っ込んできたワンダーアキュートはこれで3年連続の2着。不思議な馬だが、良く見かけるタイプでもある。後方から飛んできただけに、ペースがもうちょっと上がればというところでもあった。すでに7歳でこれ以上の上積みは望めそうにないが、まだ良い競馬はできそうだ。
3着に敗れた1番人気のホッコータルマエは、結果だけで言えば、先頭に立つのが早すぎたということになるだろう。抜け出してからは集中を欠いたようにも見えた。ただ、速い脚があるというわけでもないので、脚の使いどころは難しいタイプだ。これで幸騎手が降ろされちゃうようなことが無いといいね。
これで引退となるエスポワールシチーは7着。ここまでG1、Jpn1を計9勝。ヴァーミリアンと並ぶ、史上最多記録だ。ここまで競馬を盛り上げてくれてありがとう。種牡馬としての活躍も期待したい。