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2012.05.27

日本ダービー 《2012G1レース結果》

日本ダービーの結果。



だいたい想定した通りだったんだけど、誤算が2つ。1つはゴールドシップが五分にスタートしたにもかかわらず行き足がつかず後方からになってしまったことと、勝ったディープブリランテが思った以上に強かったということだ。

逃げたのは予想通りゼロス。ペースは落ち着くかと思われたが、トーセンホマレボシが追いかけて、平均ペースに。1000m59.1秒。2頭が後続を引き離し、隊列は縦長。3、4コーナーで各馬仕掛け始めて直線へ。逃げるゼロスを早々に捉えてトーセンホマレボシが先頭に立つも、先行勢の中から3番人気ディープブリランテが伸びてトーセンホマレボシを交わして先頭。さらに外から5番人気フェノーメノが追いすがり、2頭並んだところでゴール。ハナ差ディープブリランテがフェノーメノを抑えていた。1番人気のワールドエースは4着、2番人気皐月賞馬ゴールドシップは5着まで。

なお、1000m通過59.1秒は先週のオークスと同じ。それでも走破タイムはオークスの方が0.2秒速かったのだから、ジェンティルドンナがいかに強かったかがよく分かる。

勝ち馬のことより最初にゴールドシップについて。出は普通だったが、内田騎手が手綱をしごいても前に行かず、後方から。道中は落ち着いて追走。前が離れすぎてると見たか、3、4コーナーで早くも追い上げを開始したものの、直線は外を回って、届き切らず5着まで。もともと出遅れ癖のある馬で、スタートは得意とは言えない。それでも共同通信杯では前につけれたし、ここも押してでも前に行くだろうと踏んでいたのだが、全然動かなかった。後方にいては用無しの馬場ということを考えれば、この敗戦はある意味必然と言えるだろう。内田騎手は頑張ったと思う。

勝ったディープブリランテはG1初制覇。皐月賞ではしぶとく3着に粘り、能力を示していたが、今日は展開、馬場ともに上手くハマった。道中はスムーズに4番手追走。直線ではトーセンホマレボシをかわすと、外のフェノーメノの追撃をよく抑えた。岩田騎手もダービー初制覇。追い方に執念がよく現れていたと思う。良い騎乗だった。ディープブリランテはデビュー以来すべて3着以内と堅実なタイプで、これからも上位を賑わしていくだろう。秋にはもうひと段階の成長を期待する。

2着に敗れたフェノーメノは完璧なレースを見せた。上手く先行して、スムーズに直線を向き、最後までしっかり伸びた。ハナ差届かなかったのはもはや運の問題のようなもので、この馬が強かったことには変わりはない。東京コースの適正の高さもあって対抗に推したが、秋は京都が舞台となる。他の競馬場でどうかはこれから真価を問われることになるだろう。

トーセンホマレボシはよく粘っての3着。ゼロスを追いかけての2番手追走。ペースもそれほど速くなったわけではなかったので、やはりウィリアムズ騎手の好判断と言えるが、それにしてもよく粘った。トーセンジョーダンの下という血統馬だけにこれから先も期待して良い馬だ。

1番人気ワールドエースは4着。出はそれほど悪くなくて、中団後方から。直線も追い上げたものの、爆発的な脚とまではいかず4着まで。正直人気先行が過ぎた部分があると思うが、馬場に泣かされたといっていい。あるいはもうちょっと前が速くなっていれば違ったかもしれない。とはいえ、後方からいく馬の宿命的なものなので仕方のないところだ。上手くペースがハマれば、まだまだ活躍できる機会はある。

最後に先週のオークスとのラップタイムの比較。

ダービー 12.8 – 10.8 – 12.0 – 11.7 – 11.8 – 11.7 – 12.2 – 12.4 – 12.3 – 11.7 – 12.0 – 12.4
オークス 12.6 – 10.9 – 11.6 – 12.0 – 12.0 – 11.9 – 12.4 – 12.3 – 12.2 – 12.1 – 11.8 – 11.8

どちらも1000m通過は59.1秒。その後も似たような流れだが、最後の上がり3ハロンが、ダービーは36.1秒で、オークスは35.7秒。先行馬が粘ったダービーと、追い込み馬が勝ったオークスで比較はアレかもしれないが、ジェンティルドンナがもし出ていたら差し切ってたんじゃないかと思わせるね。