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2011.01.13

2011年産駒デビューの新種牡馬2 ~日本馬編~

2011年に産駒がデビューする期待の新種牡馬の紹介。2回目は日本馬編。
主だった馬ということで、アサクサデンエン、アドマイヤムーン、シーキングザダイヤ、ダイワメジャー、メイショウボーラーの5頭を取り上げる。


■アサクサデンエン DP = 8-0-16-9-1(34) DI = 0.89 CD = 0.15

6歳の京王杯で重賞初制覇、その勢いのまま安田記念を制した。翌年の安田記念でも2着。条件戦では1800mにも勝ったが、良績は1600mに集中。典型的なマイラーだった。晩成の印象が強いが、2歳時は新馬戦、ひいらぎ賞と連勝、3歳での活躍が期待されたものの2戦しか走れなかった。順調にいっていればもうちょっと早く活躍したかもしれない。父はジャパンCにも勝ったSingspiel。血統的にマイラーというわけでは無さそうに思える。半弟に昨年の皐月賞、有馬記念を勝ったヴィクトワールピサがいる。2009年生まれの血統登録済み産駒は48頭。

■アドマイヤムーン DP = 8-0-9-0-1(18) DI = 2.27 CD = 0.78

ドバイデューティーフリー、ジャパンC、宝塚記念とG1を3勝。1番人気だった皐月賞(4着)、3番人気だったダービー(7着)と、後方からいって届かない騎乗を続ける武豊に疑問を感じたものだった。現役の最中、ダーレージャパンに馬主が変わり、国外流出もあるのかと心配されたものの、国内で元気に種牡馬生活を送っている。なんといっても、3世代しか産駒を残せず早逝したエンドスウィープの最良産駒として、活躍が期待される。ノースフライト、ウメノファイバー、ヤマニンシュクルあたりの仔に期待。2009年生まれの血統登録済み産駒は99頭。

■シーキングザダイヤ DP = 9-3-10-0-0(22) DI = 3.40 CD = 0.95

ダートG1、Jpn1で2着を9回。最後までG1を勝つことはできなかったが、ある意味、名馬と言って良い成績を残したと思う。ダート馬のイメージではあるものの、3歳時にはNZT(G2)、アーリントンC(G3)を勝っている。父Storm Catに、母は日本調教馬として初めて欧州のG1を勝った名牝シーキングザパール。血統的な魅力は非常に大きい。残念なことに2008年7月にアメリカに輸出されたため、産駒は2009年生まれの一世代だけとなる。血統登録済み産駒は67頭。

■ダイワメジャー DP = 9-1-12-0-0(22) DI = 2.67 CD = 0.86 159頭

今年産駒がデビューする新種牡馬としてはもっとも大物。皐月賞、天皇賞(秋)、安田記念、マイルCS(2回)とG1を5勝。マイルから中距離のイメージもあるが、有馬記念で2年連続3着と、距離の融通性もあった。皐月賞後はノド鳴りで苦しんだが、手術後に良く復活して、長く活躍を続けた名馬だ。父サンデーサイレンス、母系は日本が誇る名牝系の1つ。半妹ダイワスカーレットは日本競馬史上最強牝馬の呼び声も高い。良血が上手く伝われば産駒の活躍も大いに期待できる。初年度の血統登録済み産駒は159頭と多い。ウインドインハーヘア(ディープインパクトの母)、スリーローマン(スリーロールスの母)、バレークイーン(フサイチコンコルドの母)といった良血馬の仔たちにも注目。

■メイショウボーラー DP = 3-2-9-2-0(16) DI = 1.46 CD = 0.38

2、3歳時は芝で快足逃げ馬として活躍。朝日杯2着、皐月賞とNHKマイルを3着。4歳からはダートに転向。3連勝でフェブラリーSを逃げ切り勝ちした。その後はパッとしなかったが、戦績以上に印象深い馬だった。こういう外連味のない逃走劇を見せてくれる馬は、その後あまり見かけないね。父は日本が世界に誇る名マイラー、タイキシャトル。タイキシャトルも堅調に種牡馬としての活躍を続けているので、この馬にかかる期待も大きい。2009年生まれの血統登録済み産駒は79頭。

その他にもローエングリン、オレハマッテルゼといった馬も産駒が今年デビューする。