2009.02.22
フェブラリーS 《G1レース回顧と馬券結果》
フェブラリーSのレース回顧と馬券結果。
フェブラリーS
印 | 着 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 上がり | 馬体重 | 人気 |
△ | 1 | 15 | サクセスブロッケン | 牡4 | 57.0 | 内田博幸 | 1:34.6 | レコード | 35.4 | 522 +7 | 6 |
◎ | 2 | 14 | カジノドライヴ | 牡4 | 57.0 | 安藤勝己 | 1:34.6 | クビ | 35.6 | 518 +10 | 3 |
○ | 3 | 2 | カネヒキリ | 牡7 | 57.0 | ルメール | 1:34.6 | アタマ | 35.3 | 530 -3 | 1 |
4 | 12 | エスポワールシチー | 牡4 | 57.0 | 佐藤哲三 | 1:34.8 | 1 1/4 | 36.0 | 482 -6 | 5 | |
△ | 5 | 16 | フェラーリピサ | 牡5 | 57.0 | 岩田康誠 | 1:35.0 | 1 1/2 | 35.7 | 502 0 | 4 |
◎14カジノドライヴ 3番人気 2着
○2カネヒキリ 1番人気 3着
▲9ヴァーミリアン 2番人気 6着
△15サクセスブロッケン 6番人気 1着
△16フェラーリピサ 4番人気 5着
「世代交代」と競馬マスコミは書き立てるのだろうが、まぁ今日の結果だけ見ればその通りだ。4歳勢がワンツー。王者カネヒキリ、前王者ヴァーミリアンの2頭の7歳馬は敗れた。
しかし、ヴァーミリアンはともかく、カネヒキリは3着といえども同タイム。負けてなお強しの内容だった。衰えを感じさせない。この後書くが、ワンツーの2頭について言えば、今日のレースはあまりにハマった面があると思う。この後条件が変わればまだ順番は入れ替わるだろう。
カネヒキリにサクセスブロッケン、カジノドライヴ。そしてまだ見限れないヴァーミリアンに、地方の雄たちを加えて、今年のダート戦線も盛り上がりそうだね。次の決戦の舞台は6月の帝王賞になると思うが、目が離せないね。
さてレース回顧。やや重。良までは回復しなかったねぇ。
逃げたのはエスポワールシチー。3ハロン35.1秒、4ハロン47.0秒、5ハロン58.8秒。やや重というのを考えてもハイペース。人気勢はみな先行。直線、粘るエスポワールシチーを2番手から3番人気カジノドライヴがとらえて先頭に。そこへ内から1番人気カネヒキリ、外から6番人気サクセスブロッケンが襲いかかり、ゴール前では3頭並んでの叩き合い。ゴールでは外のサクセスブロッケンがクビだけ内2頭をおさえて勝利。激しい2着争いはアタマ差カジノドライヴがカネヒキリをおさえた。
サクセスブロッケンは去年のジャパンダートダービーに続いて2つ目のG1、Jpn1勝利。6番人気と人気を下げていたが、今日はレコード勝ちで、G1制覇を飾った。道中は3番手追走。コーナーを上手く回って、最後まで伸びた。勝因はなんといっても速いペースで、上手く流れに乗れたこと。ハイペース、1600m、それにそれまでの2戦でサクセスブロッケンを手の内に入れた内田騎手の見事な手綱さばきによるものと言っていいだろう。昨日の予想でも△を付けて要注意と書いたが、短い距離で流れに乗ればこれくらいは走っても不思議ではない馬。この馬にとっての問題は、この先のG1戦線の中心となる2000m前後の距離での折り合いということになる。それにしても能力は証明したし、気性が大人になれば、さらに強くなっても不思議ではない。この先いくつもの大レースでカジノドライヴと戦っていくことになるだろうが、たくさんの名勝負を繰り広げて欲しいね。
2着に俺の本命◎カジノドライヴ。前日は2番人気だったが当日3番人気。道中は2番手。エスポワールシチーを見ながら進み、直線はギリギリまで待って追い出し。仕掛けのタイミングは完璧だったと思う。実際カネヒキリは負かしたし、レコード勝負だったのだったのだから、素晴らしいレースだったと言っていいだろう。最後にサクセスブロッケンに負けたのは、力と言うよりも、勝負のアヤといっても良いだろう。今日の好走はやや重の馬場という要因が大きかったように思うが、やはり脚抜きの良い、速い馬場が良さそうだ。もしかすると地方の深い砂はあわないかもしれないね。この後はドバイ遠征で、大いに期待したいし、その後は再びアメリカを目指して欲しい馬だ。
3着に1番人気カネヒキリ。スタートがちょっともたついたように見えたが、4番手から。直線はインを突いて鋭く伸びたが、前2頭には届かなかった。様々な条件が1、2着馬に有利に働く中、いつもと同様の力を出した、良いレースだったと思う。平均ペースのレースや2000m戦ならまだまだ中心たる存在であることは間違いないと思う。とにかく今心配なのは、こんなレコード激走で脚は大丈夫かなということ。とくにそんなそぶりはなかったみたいだが、とりあえず帝王賞まではゆっくり休んで、ダート競馬の主役として頑張って欲しいね。
4着のエスポワールシチーはよく粘った。まだ4歳、しかもまだ重賞も勝っていない。レースの中でまだまだ強くなっていくだろう。サクセスブロッケン、カジノドライヴの2頭とは現時点ではまだ差があるかもしれないが、この先強くなって、ともにダート競馬を盛り上げる存在になるだろう。
5着フェラーリピサ。外枠から好スタート。5番手追走。流れ込むように5着に入ったが、最後はちょっと差があった。良いレースはしたと思うが、順当な結果かな。
6着に2番人気ヴァーミリアン。7番手追走。直線ではいつもの伸びがなかった。タイムが速すぎたかな?。どうも調教が順調ではなかった、みたいな話もあったようで、調子も今ひとつだったのかもしれないね。
馬券は馬連14-15で4,710円が1,000円的中。買った中で最良のところが当たった感じ。昨日の負け分も取り返せたし、よかったわ。