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2009.02.07

三浦皇成騎手、デビュー以来通算100勝目達成

2/7の東京4レースでインフィニットエアが勝ち、騎乗した三浦皇成騎手はデビュー以来通算100勝目達成となった。
デビュー11ヶ月7日での100勝達成は、武豊騎手の持っていたJRA記録(1年1ヶ月16日)を塗り替えて最速。


……ということで、まず、記録は記録なので称えよう。素晴らしいね。
さて、今日の競馬ニュースを見てみると…、

<三浦皇成>「年末にはリーディング争いを」 技術と冷静さで2度目の「武豊超え」(毎日新聞)
三浦が新人最多騎乗記録 これからが真の勝負(産経新聞)
<競馬>三浦騎手100勝 冷静な判断力で「大記録」達成(毎日新聞)
<競馬>三浦騎手、史上最速で通算百勝…武豊の記録大幅更新(毎日新聞)
三浦が最速100勝…中央競馬で武豊の記録更新(スポーツ報知)
<三浦騎手100勝>「意識して」到達 トップへ確かな歩み(毎日新聞)
三浦皇成が最速100勝 またも武豊の記録更新 JRA(産経新聞)
<競馬>三浦皇成100勝達成 武豊抜き史上最速(毎日新聞)

毎日新聞は豊になんか恨みでもあるのかね?。ニュースタイトルはYahoo Newsから抜き出したもの。
なんというか、これがマスコミなんだろう。もう諦めてはいるけど。とにかく煽って、大騒ぎして、新聞が売れれば良い、あるいはPVが稼げればいいのだろう。だから表現も大袈裟になるわけだ。
競馬をよく知ってるファンはさぞ苦笑しているだろうね。
なんの意味もないことだが、ここでは冷静に比較してみよう。
・デビュー年の成績
武豊 69勝 勝率.125 連対率.238 (554戦)
三浦皇成 91勝 勝率.116 連対率.211 (783戦)
・デビュー年の重賞勝利
武豊 京都大賞典(6番人気)、京都新聞杯(5番人気)、阪神牝馬特別(4番人気)の3勝
三浦皇成 函館2歳S(2番人気)の1勝
デビュー年の成績。三浦皇成が勝っているのは勝利数。勝率も連対率も武豊が大きく上回っている。勝利数が上回っているのはたしかに数字的には素晴らしいことだが、まず時代が全然違うということを忘れてはならない。
武豊がデビューした頃は、若手の騎手が良い馬に乗れるなんてことはそうそう無い時代だったのだ。
有力馬にはベテランが乗り、若手は人気薄の馬に乗る。そんな時代だったのである。そんな時代を崩したのが、まさに武豊を始めとする才能ある騎手達だ。若手でも有力馬に乗れるようになったのは、ここ10数年のことなのだ。
「たくさん乗れるのも名騎手の証」というふうもあるようだが、そうした時代背景を知らずに語るのであれば、論点がずれているとしか言いようがない。
武豊はデビュー年に重賞を3勝。しかも翌年にはスーパークリークで菊花賞を勝つ。
また、勝率という側面で見ても、武豊はこのデビュー年の.125が最低勝率。現時点での生涯勝率は2割を優に超えている。
たしかに、デビューしたての若者が競馬界No.1に挑む、という図式は分かりやすい。しかし、事実を無視してまで煽るのはどうだろうね?。
競馬にそれほど詳しくない人が、最初に書いたニュースのタイトルだけ見れば、「へぇ、武豊より凄い新人がいるんだぁ」と思ってしまっても無理もない。
その上、これほどテレビだ新聞だで持ち上げまくられては、三浦皇成が慢心してしまう可能性もあるだろう。
マスコミの腐敗は今に始まったことではなく、あらゆるスポーツで有望な若手を潰し続けているのは、説明の必要がないだろう。
だからこそ心配したい。三浦皇成が慢心して変な勘違いをしないよう祈りたい。地道に努力を続けて欲しい。覇気も積極性もない、着狙いばかりの若手騎手ばかりの中、どん欲に勝利を目指す姿勢は素晴らしいと思う。だからこそ努力して、勝利を目指して、競馬をレースで盛り上げる存在になって欲しいと思う。