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2008.12.30

2008年の競馬総まとめ その2

【古馬短距離】と【3歳】の二つ。ダート編までまとめたかったのだが、長くなりすぎたので、ダートはその3で。文章を短くまとめるのは難しいね。
あと、なぜかChromeだと、カタカナを太字にすると化けるので、馬名の強調表記を止めた。とはいえ、それだと見辛いんだよねぇ。まぁしょうがないか。ちなみに日記の方にも載せるんだがそちらは強調付き。(日記ではまとめて31日)


【古馬短距離】
短距離戦線も主役不在で混迷模様。
高松宮記念 ファイングレイン
ヴィクトリアマイル エイジアンウインズ
安田記念 ウオッカ
スプリンターズS スリープレスナイト
マイルチャンピオンシップ ブルーメンブラット
高松宮記念(G1)を制したのはファイングレイン。年明けのオープン戦から3連勝でのG1制覇で、好調の波に乗っての勝利だった。その後休養に入り、秋はセントウルS(Jpn2)9着、スリンターズS(G1)10着、スワンS(G2)5着と振るわなかったが、マイルCS(G1)では直線良い脚で伸びてきて3着と、復調をうかがわせた。骨折で1年の休養を挟んでいるため、5歳ではあるがまだレース数も19戦と少ない。来年ももうちょっと活躍できそうだ。
ヴィクトリアマイル(Jpn1)ではエイジアンウインズがウオッカを破ってJpn1初制覇を飾った。その後アメリカ遠征の話もあったが取り止めとなり、その後はレースに出てこない。3歳時も長期休養していて、まだわずか11戦。芝では4戦2勝で、しかもウオッカを破っているのだから期待も高まろうというものだが、なかなか仕上げが難しい馬なのか、レースに出てくれないと期待のしようが無いね。
秋の短距離戦線も混戦模様。スプリンターズSを制したのはスリープレスナイト。4月5月にダートのオープン戦を連勝した後、芝に挑戦。CBC賞(G3)、北九州記念(Jpn3)と芝1200mの重賞を連勝。勢いそのままに、1番人気に押されたスプリンターズSでも先行から抜け出して快勝。5連勝でG1初制覇を成し遂げた。母は名牝ヒシアマゾンの姉という良血で、まだ底を見せていないというところも、この先が楽しみな1頭だ。
マイルCSを勝ったのはブルーメンブラットで、府中牝馬S(G3)を勝って、その勢いに乗っての勝利。この勝利後に引退し、繁殖牝馬となった。
こうしてみると、短距離のG1は調子の良い馬がそのまま勝ったというのが目立つね。安田記念のウオッカ以外はみなG1初制覇だ。
このほかの馬では、ローレルゲレイロが東京新聞杯(G3)、阪急杯(G3)を連勝。その後も期待されながら、高松宮記念4着、スワンS2着の後、マイルCS5着と、なかなか勝ちきれないレースを続けている。暮れには香港に遠征。香港スプリント(G1)で8着と敗れた。
サイレントプライドは中山金杯(G3)、東京新聞杯をいいところ無く敗れた後、ダービー卿CT(G3)、休養を挟んで富士S(G3)と、重賞を2連勝。マイルCSでは14着と惨敗。暮れの阪神C(Jpn2)でも2番人気ながら6着と期待に応えられなかった。
スーパーホーネットは高松宮記念(5着)で復帰したあと、京王杯SC(G2)を快勝。1番人気に押された安田記念では8着と惨敗。秋は毎日王冠でウオッカを破り、マイルCSでは再び1番人気となったが、ブルーメンブラットとに内を掬われて2着に敗れた。暮れの香港マイルでは5着。
さて忘れてはならないスズカフェニックスは1年元気に走った。今年緒戦の阪急杯では2着、続く高松宮記念では強烈な追い込みで3着と力を見せた。その後は京王杯SCで3着し、安田記念に挑んだが5着。秋はセントウルS(8着)、スプリンターズS(4着)、スワンS(4着)、マイルCS(8着)といいところを見せることなく、マイルCS後、引退が発表された。来年からはサンデーサイレンスの快速息子として種牡馬入りする。G1は結局1つしか取れなかったが、強烈な末脚をもった個性的な馬だった。最近は短距離戦線でもスローペース全盛という追い込み馬受難の時代が続いているが、こういう個性的な馬が少なくなってきたのが寂しいね。
短距離戦線はスター不在、強力な本命不在の状態が長く続いている。来年も変わらないだろう。ちなみに、今年の最優秀短距離馬はウオッカになるだろう。
【3歳】
皐月賞 キャプテントゥーレ
日本ダービー ディープスカイ
菊花賞 オウケンブルースリ
桜花賞 レジネッタ
オークス トールポピー
秋華賞 ブラックエンブレム
NHKマイルC ディープスカイ
ディープスカイは未勝利を抜け出すまでに6戦を要し、2月の500万下で2着、3月のアーリントンC(Jpn3)で3着と、まったく普通の馬だった。だがそのあとの毎日杯(Jpn3)を2馬身半差で圧勝するとそこから快進撃。NHKマイルC(Jpn1)を豪快に差し切り勝ち。続くダービーでも後方から横綱相撲で勝ち切って、キングカメハメハ以来となる、3歳春の1600m、2400mの二つのJpn1連覇という快挙を成し遂げた。秋は神戸新聞杯(Jpn2)を勝った後、天皇賞(秋)に進み、ウオッカとダイワスカーレットの大激戦にクビ差の3着。ジャパンカップではスクリーンヒーローに半馬身差の2着と古馬に混じっても一流であることを示した。天皇賞(秋)を見る限りではウオッカ、ダイワスカーレットの2頭とは随分差がある感じで、とくに来年は重い斤量で走らなければならないことを考えれば、かなり不利だろう。だがこの馬はまだまだ成長する可能性が残されており、きっと来年はもう一回り強いディープスカイが見られるんじゃないかと思う。最優秀3歳牡馬は確実。
キャプテントゥーレは2歳時にデイリー杯(Jpn2)を勝ったが、続く朝日杯(Jpn1)では3着。今年は弥生賞(Jpn2)から始動し、7番人気で迎えた皐月賞(Jpn1)では堂々逃げ切り勝ち。左第3手根骨々折が判明して、その後は全休となった。母は活躍馬エアトゥーレという良血。来年早々にも復帰してくるらしいので、応援したいと思っている。万馬券を取らせてくれた馬だしな。
キャプテントゥーレ休養中、ディープスカイが古馬路線に向かい、混戦模様の秋の3歳牡馬戦線だったが、菊花賞(Jpn1)を制したのは上がり馬オウケンブルースリだった。未勝利戦を勝ったのが6月3連勝で神戸新聞杯に臨み3着。その末脚の鋭さを買われて菊花賞では1番人気。後方から堂々の差し切り勝ちを収めた。続くジャパンカップではそれほど差の無い5着に健闘した。まだ8戦しか消化していないし、さらなる成長が期待される。
牝馬戦線は荒れ模様。桜花賞(Jpn1)を制したのは12番人気のレジネッタだった。2着も15番人気のエフティマイアで、馬連19万馬券という波乱のクラシックのスタートを演出した。レジネッタはオークス(Jpn1)で3着したものの、クイーンS(Jpn3)2着、ローズS(Jpn2)3着、秋華賞(Jpn1)8着、エリザベス女王杯12着と、尻すぼみな1年になってしまった。春に見せた末脚は強烈なものがあり、いったん休養、リフレッシュして、またあの脚を見せて欲しいもの。
オークスを制したのは2歳女王のトールポピー。今年緒戦はチューリップ賞(Jpn3)で2着。桜花賞は1番人気を大きく裏切る8着と惨敗。4番人気で迎えたオークスでは、直線他馬を吹き飛ばしながら、大外から最内までよれつつ伸びての戴冠となった。池添騎手の苦々しい顔が忘れられないね。このオークスも2着に13番人気のエフティマイアが入り、大波乱となった。トールポピーの秋は不振で、ローズS6着、秋華賞10着で、エリザベス女王杯は鼻出血で回避した。
3歳牝馬戦線は夏を越しても上がり馬の台頭が無く、また春の有力馬が怪我無く夏を越してきて、力関係に変わりないまま秋競馬に突入した。
秋華賞は、オークス馬トールポピーが1番人気、桜花賞馬レジネッタが2番人気、両レースで2着だったエフティマイアが3番人気でレースを迎えたが、勝ったのは11番人気のブラックエンブレムだった。2着に8番人気ムードインディゴで、このレースも波乱となり、牝馬三冠すべて馬連万馬券という驚くべき荒れ方だった。ブラックエンブレムも春にはフラワーC(Jpn3)を勝っており、その後の桜花賞(10着)、オークス(4着)、ローズS(15着)という成績から人気を下げていただけに過ぎない。来年はドバイという話もあるようだ。
春のクイーンC(Jpn3)を勝ったリトルアマポーラがエリザベス女王杯を制した。桜花賞(5着)、オークス(7着)、秋華賞(6着)と今ひとつな競馬を続けていたが、ルメール騎手の先行策が見事に的中して、大金星となった。来年誰が乗るのかというあたりも含めて、注目が集まるだろう。
最優秀3歳牝馬は票が割れるだろうね。俺的にはトールポピー。
古馬混合戦で勝った3歳馬は、エリザベス女王杯のリトルアマポーラ、武蔵野S(G3)のキクノサリーレ、中日新聞杯(Jpn3)のヤマニンキングリーの3頭だけ。かなり不作といっていいのではないか。ただ後半の重賞ではかなり3歳馬も上位に顔を出していたので、この先に期待だね。