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2008.12.30

2008年の競馬総まとめ その1

今年の競馬のまとめ。ホントはまとめて1本で上げる予定だったんだけど、古馬中長距離編が余りに長くなってしまったので、分割することに。
その2は短距離、3歳、ダートをまとめて、明日アップする予定。


下は今年のG1、Jpn1での上位3着までの馬の人気だ。
フェブラリーS 1、7、3
高松宮記念 4、5、1
桜花賞 1215、5
皐月賞 7、6、1
天皇賞(春) 3、2、1
NHKマイルカップ 1、3、14
ヴィクトリアマイル 5、1、4
オークス 4、13、5
日本ダービー 112、6
安田記念 2、5、9
宝塚記念 5、111
スプリンターズS 1、2、6
秋華賞 11、8、16
菊花賞 115、9
天皇賞(秋) 1、2、3
エリザベス女王杯 4、1、2
マイルチャンピオンシップ 4、110
ジャパンカップ 9、1、2
ジャパンカップダート 4、7、1
阪神ジュベナイルフィリーズ 1、3、4
朝日杯フューチュリティステークス 2、5、1
有馬記念 11410
今年は荒れたなぁ、と思っていたのだが、こうしてみると1番人気の馬が3着までに来なかったレースは僅か4レースだけ。だが見方を変えると、1番人気の馬が連に絡んだのは13/22レース。約半分だ。これが堅いと見るか荒れたと見るかは人によるだろう。
また、赤字にしたが、10番人気以下のいわゆる超人気薄の馬が3着までに飛び込んできたレースも多く、その辺を併せて考えると、「今年のG1、Jpn1は荒れた」といってもいいのかもしれない。
【古馬中長距離】
アドマイヤムーンが引退した今年の古馬中長距離戦線は主役不在のスタート。去年競馬を盛り上げたウオッカとダイワスカーレットの牝馬2頭に注目が集まった。
ウオッカはドバイ・デューティ・フリーで今年の競馬をスタート。4着に敗れはしたものの、いいレースを見せ、復活の手応えを感じさせた。帰国して1番人気で迎えたヴィクトリアマイル(Jpn1)は伏兵エイジアンウインズに敗れたものの、安田記念(G1)は、先行抜け出しから3馬身半の差をつけて圧勝。秋は毎日王冠(G2)2着の後、天皇賞(秋)(G1)に挑み、ダイワスカーレットとの歴史に残る大接戦を2cm差で制した。ジャパンカップ(G1)では3着に破れ、休養に入った。嬉しいことに来年も現役続行なようで、また競馬を盛り上げてくれるに違いない。おそらくこの馬が年度代表馬ということになるだろう。
ダイワスカーレットにとっての2008年はまさに激動の年だったのではないか。フェブラリーS(G1)からドバイへというスケジュールは創傷性角膜炎で白紙となり、大阪杯(G2)快勝後は右前脚管骨骨瘤を発症し春シーズンは全休となった。天皇賞(秋)にはぶっつけで挑むことになったが、果敢に逃げて、ウオッカとの大激戦を演じた。ジャパンカップを見送り挑んだ有馬記念(G1)は独り舞台。軽快に逃げて、後続に一度も追いつかせること無く、1と3/4馬身差で圧勝。今年の前半は怪我で順調さを欠いたが、秋に見せたパフォーマンスは間違いなく近年稀に見るハイレベルなもの。走りにムラのあるウオッカとは違い、この馬は安定感にも優れる。来年は海外遠征を中心にという話もあるようだが、海外でもきっと良い成績を残せるに違いなく、期待せずにはいられない。
今年の古馬中長距離戦線のG1勝ち馬は下の通り。
天皇賞(春) アドマイヤジュピタ
宝塚記念 エイシンデピュティ
天皇賞(秋) ウオッカ
エリザベス女王杯 リトルアマポーラ
ジャパンC スクリーンヒーロー
有馬記念 ダイワスカーレット
天皇賞(春)(G1)を勝ったのはアドマイヤジュピタ。秋には凱旋門賞(G1)を目指したが、挫石で回避。京都大賞典(G2)9着後に右前浅屈腱炎で引退した。
重馬場の宝塚記念を制したのはエイシンデピュティ。秋は順調を欠き、右前足の球節を痛めて天皇賞(秋)への参戦を取り止め、さらに右前脚けい靱帯損傷で有馬記念も回避することになり、結局秋は全休。その真価は来年問われることになった。
スクリーンヒーローはジャパンカップを9番人気で勝利。フロック視もされたが、次走の有馬記念でも5着といいレースをして、力のあるところを見せた。まだ4歳なので、来年も良い競馬を見せてくれるだろう。
牝馬限定エリザベス女王杯は3歳のリトルアマポーラが勝ったが、この馬については3歳馬のところで書く。
古豪メイショウサムソンは天皇賞(春)、宝塚記念を連続2着。勇躍凱旋門賞に挑戦したが10着。帰国して、ジャパンカップ6着、有馬記念8着で、競走生活を終えた。5歳で衰えるにはまだ早い年齢だが、怪我無く使い続けてきたことで競走意欲や能力の減退もあったのかもしれない。2歳から5歳まで長期休養することなく4つのG1を勝った。大変立派な成績だ。良血とは言えない血統だが、種牡馬として頑張ってほしいね。
昨年のグランプリホースマツリダゴッホは日経賞(G2)を快勝。香港へ遠征してオーデマ・ピゲ・クイーン・エリザベス2世カップ(G1)は6着。夏の札幌で札幌記念(Jpn2)で2着の後、中山のオールカマー(G2)では圧勝と、中山での強さを見せ付けた。ジャパンカップで4着とそれなりの走りを見せ、2番人気で迎えた有馬記念では外枠が災いしたか12着と大敗。2つ目のG1は来年にお預けになった。
菊花賞馬アサクサキングスは1年を通して無事走り続けた。大阪杯3着のあと、1番人気の天皇賞(春)3着と案外な結果。その後はG1を走り続け、宝塚記念5着、天皇賞(秋)8着、ジャパンカップ8着、有馬記念14着といいところがなかった。もうちょっと積極的にいける馬だと思うんだけど、なかなか難しいところだ。
有馬記念で俺の馬券を打ち砕いたアドマイヤモナークは日経新春杯(G2)、ダイヤモンドS(Jpn3)と年初の重賞を連勝。G1ではちょっと足りないレースを続けていただが、最後の有馬記念でしんがり人気ながら2着に突っ込み、周囲を驚かせた。すでに7歳で上積みは少ないかもしれないが、重賞では確実に上位に顔を出す能力はあるだろう。
3歳時とはまったく別の馬になってしまったようなドリームパスポートは今年も迷走。6戦して3着以内なしという寂しい成績で、左前脚屈腱炎を発症し引退。乗馬となることが決まった。馬主と調教師が揉めたり、騎手の問題で色々あったが、最後まで3歳時の能力が戻らなかったのは残念だ。
ポップロックも同様に不振を極め、阪神大賞典3着とそこそこのスタートを切ったものの、天皇賞(春)12着、秋2戦も惨敗といいところが無かった。すでに7歳で復活を望むのは酷かもしれない。
今年も元気に走り続けたサクラメガワンダー。宝塚記念で4着、天皇賞(秋)で6着と好走し、年末の鳴尾記念(G3)を勝った。中距離では良い脚を使うがG1にはちょっと足りない。輸送に弱いので宝塚記念が一番のチャンスになるのだろうが、相手次第というところだろう。
カンパニーは横山騎手に乗り替わり中山記念(G2)とマイラーズC(G2)を連勝。先行策という新たな戦法でG1に近づいたかと思われたが宝塚記念では8着と大敗。秋は毎日王冠5着から、天皇賞(秋)では猛烈な末脚で4着に突っ込んだ。2番人気と期待されたマイルCSでは4着と、あいかわらずG1には少し足りないレースを続けている。
アドマイヤオーラは京都金杯2着から今年の競馬をスタート。京都記念(G2)を快勝して、ドバイ・デューティ・フリーに挑んだが9着といいところ無く終わった。帰国後は、金鯱賞(G2)6着、宝塚記念しんがり14着といいところなく、宝塚記念後には右橈側手根骨々折が判明して、その後は全休。
俺の応援している2頭は振るわないシーズンを送った。カワカミプリンセスは金鯱賞で復帰。3着とそれなりの好走をしたが、筋肉痛で宝塚記念を回避。秋は府中牝馬S(G3)で2着。1番人気に押されたエリザベス女王杯ではリトルアマポーラをとらえきれず2着に終わった。有馬記念は先行して7着。もはや全盛時には戻れないのかもしれない。
もう1頭のロックドゥカンブは目黒記念(Jpn2)から戦列復帰(3着)。宝塚記念では2番人気に押されたが12着と敗れ、レース後、左後繋靭帯断裂を発症していたことが判明して引退。
今年の古馬中長距離はG1の勝ち馬がそれぞれ異なる混戦模様だったが、この状況はまだまだ続く。ウオッカ、ダイワスカーレットの2頭が海外に目を向けているとなると、残る国内組は層もかなり薄い。このカテゴリーでは来年4歳になる現3歳勢が活躍しそうだ。