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2008.11.02

天皇賞(秋) 《G1レース回顧と馬券結果》

天皇賞(秋)のレース回顧と馬券結果。


天皇賞(秋)
詳細

馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
1 14 ウオッカ 牝4 56.0 武豊 1.57.2 490 0 1
2 7 ダイワスカーレット 牝4 56.0 安藤勝己 1.57.2 ハナ 498 0 2
3 2 ディープスカイ 牡3 56.0 四位洋文 1.57.2 クビ 510 +2 3
4 16 カンパニー 牡7 58.0 横山典弘 1.57.2 ハナ 460 +10 11
5 3 エアシェイディ 牡7 58.0 後藤浩輝 1.57.3 クビ 490 -2 8

◎7ダイワスカーレット 2番人気 2着
○3エアシェイディ 8番人気 5着
▲14ウオッカ 1番人気 1着
△2ディープスカイ 3番人気 3着
△5サクラメガワンダー 7番人気 6着
この素晴らしいレースの感動を、どう文字で表せばいいのだろう?。文才のないことをこれほど恨めしく思ったことはない。
逃げるダイワスカーレット、追うウオッカ。並ぶ女傑2頭。レコード決着。長い写真判定。この素晴らしいデッドヒートは、これからも長く競馬ファンの記憶に残るものだろう。競馬を始めて20年になるが、これほどの名レースはそうそうあるものではない。
ウオッカは4つ目のG1の制覇となった。東京で3つ目ということで、コースの適性もあるのだろう。そして今日なにより素晴らしかったのは武豊の騎乗だ。スタートでポンと飛び出し中団へ。これが最大の勝因であるといっても過言ではない。東京2000mの14番枠から7、8番手につけるのはそれほど至難の業なのだ。直線はディープスカイの外を伸びて、ゴールできっちりダイワスカーレットに届いた。発表はないが、おそらく差は数cmだろう。実際のところダイワスカーレットとウオッカの力関係は僅かにダイワのほうが上だと思う。今日その差をひっくり返したのは武豊の完璧な騎乗だったといっても良いのかもしれない。この先JCに行くのかどうか分からないが、来年も現役を続行してほしいね。
ダイワスカーレットの凄さにはかなり驚かされた。かなり入れ込んで、スタート前にはゼッケン下に汗が白く流れていた。競馬場で見ていたらおそらく馬券を買わないであろう状態。それでも好スタートから果敢に先行。前半はちょっとかかり気味も、1000m58.7秒の平均ペース。先頭で直線へ。粘って粘って、さらに最後伸び返して、レコード決着を演出しただけでなく、最後まで主役だった。ゴールの瞬間もスローを見たときにもダイワの勝利か同着かというように見えたのだが、判定ではウオッカが1着。本当に惜しい2着だがその価値は1着と同様と言って良いほどの内容だった。休み明けでも体は出来ていたように見えた。だが、入れ込みのキツさが休み明けの影響として大きく出ていた。これでウオッカとの対戦成績は3勝2敗。まだダイワの方が勝っている。今後はJCなのか有馬へ直行なのかは分からないが、次はもっと良くなるはず。
3着に敗れたディープスカイ。上位2頭の激戦に霞んでしまったが、この馬もその強さを示した。古馬との初対戦でこれだけ走れば充分に先への期待が持てるだろう。ただ、56kgと有利な斤量で上位2頭には完敗という内容だっただけに、今後の成長を期待したいところだね。
猛烈な脚で4着に突っ込んできたカンパニー。上がり3ハロン33.5秒はメンバー最速で、しかも33秒台の上がりはこの馬1頭だけ。16番枠ということで後方待機。後方2番手から直線だけに賭けて4着まで突っ込んできた。16番枠じゃなければこの馬に相当思い印を打つつもりだったんだけど、その不利を吹き飛ばして良いレースを見せたね。
俺の対抗エアシェイディ5着。道中は中団前目のウオッカと同じくらいの位置取り。直線でちょっとスムーズさを欠く場面があったのは残念だが、最後まで良い脚だった。G1を取るにはもう一段階上にいかなければならないってことなのだろうが、この馬はもう7歳。チャンスはあまり残されていないが、応援していこうと思う。
上位9頭までが1分58秒を切るスピード競馬となった天皇賞(秋)。人気馬が人気どおりの力を見せてのデッドヒートを繰り広げた。ウオッカとダイワスカーレット。人気も実力もあるこの2頭のライバル関係は、これこそが競馬の醍醐味と言って良い。これにディープスカイがライバルとして加わってくれば、競馬はもっと盛り上がっていくことだろう。
馬券は一応取ったけどマイナス。でもそんなことはどうでも良くなるくらい、良いレースを見せてもらった。