2008.06.29
宝塚記念 《G1レース回顧と馬券結果》
宝塚記念のレース回顧。
宝塚記念
印 | 着 | 番 | 馬名 | 性齢 | 斤量 | 騎手 | タイム | 着差 | 馬体重 | 人気 |
1 | 9 | エイシンデピュティ | 牡6 | 58.0 | 内田博幸 | 2:15.3 | 498 +2 | 5 | ||
◎ | 2 | 2 | メイショウサムソン | 牡5 | 58.0 | 武豊 | 2:15.3 | アタマ | 510 -4 | 1 |
3 | 1 | インティライミ | 牡6 | 58.0 | 佐藤哲三 | 2:15.4 | クビ | 464 -10 | 11 | |
4 | 5 | サクラメガワンダー | 牡5 | 58.0 | 福永祐一 | 2:15.6 | 1 1/2 | 482 +2 | 12 | |
△ | 5 | 11 | アサクサキングス | 牡4 | 58.0 | 四位洋文 | 2:15.7 | 1/2 | 494 -6 | 4 |
◎2メイショウサムソン 1番人気 2着
○8ロックドゥカンブ 2番人気 12着
▲6アドマイヤオーラ 6番人気 14着
△11アサクサキングス 4番人気 5着
△14エアシェイディ 10番人気 7着
あれー?。たしか金曜日に「とにかく、馬場が渋ってエイシンデピュティの逃げ切り勝ち、なんてことの無いように祈ろう。」と祈ったはずなのになぁ。まぁこんなことになるだろうとは思ってたんだけど、重馬場だから逃げ切りなんて、そんなツマラナイ予想はしたくなかったんだよね。でも良馬場でも先行有利のスローペース全盛の近代競馬では、たとえG1であってもこうなっちゃうんだよねぇ。
競馬マスコミがどう評価するか分からないが、こんなツマラナイ競馬になってしまった原因のほとんどは武豊とメイショウサムソンにある。メイショウが中団からいったので、それをマークする有力馬がみんな中団に控えて、結果として前の馬が楽をしたということだ。
中団から行く作戦が悪いとは言わない。だが、グリグリの本命馬なんだから、もっと早めに動いて、前の馬を潰しにいくべきで、あんなレース振りでは勝ちにいったというよりは、「安全に上位を目指して、あわよくば勝てればいいわ」的な乗り方に見える。
結果としてメイショウサムソンは2着で、「力を示した」という評価をするものもいるかもしれない。でもレースとしては最低で、単勝2.1倍の大本命馬が、逃げた馬を捕らえきれないで負けるなんてのは最悪だ。逃げた馬を捕まえにいって、結果後ろからの馬に差されたというほうが、まだ負け方として評価できる。
人気を背負っているから安全にいって、連を外さなかったから良し、とは武豊は考えないだろうと信じたい。
小雨。重馬場。前日からの雨でかなりドロドロ。
エイシンデピュティの逃げで、1000m60.6秒。ここまでは平均だったが、この後が12.6-12.5-12.3と、じつに先行馬に楽なペース。直線入ってもエイシンデピュティの脚は衰えず、メイショウサムソンの猛追をアタマ差振り切って優勝。3着にインティライミ。
勝った5番人気エイシンデピュティはG1初制覇。5歳の春にようやくオープン入りして、いきなりエプソムCで重賞制覇。6歳になった今年も京都金杯、金鯱賞と重賞を勝っている。エプソムCも金鯱賞もやや重だったのだが、道悪には特に強い。今日は馬場とペースに恵まれたというのが大きいが、古馬の芝中長距離戦線はたいていスローペースの先行馬有利な状況なので、今後も活躍が充分に期待できるのだろう。
2着のメイショウサムソンについては前述の通りだが、横綱なら横綱らしい競馬をしてほしいもの。このメンバー相手にあんな形の2着で許される馬ではない。
2番人気○ロックドゥカンブ12着。ゴール後下馬。とくに続報がないので分からないのだが、無事を祈りたい。
6番人気▲アドマイヤオーラしんがり14着。この馬場にこのペースでは出番無しだね。