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2008.04.13

桜花賞 《Jpn1レース回顧と馬券結果》

桜花賞のレース回顧と馬券結果。


詳細
桜花賞

馬名 性齢 斤量 騎手 タイム 着差 馬体重 人気
1 15 レジネッタ 牝3 55.0 小牧太 1:34.4 432 -4 12
2 18 エフティマイア 牝3 55.0 蛯名正義 1:34.5 1/2 420 -10 15
3 13 ソーマジック 牝3 55.0 後藤浩輝 1:34.5 クビ 490 -2 5
4 8 ハートオブクィーン 牝3 55.0 幸英明 1:34.6 クビ 458 -10 16
5 9 リトルアマポーラ 牝3 55.0 武幸四郎 1:34.6 ハナ 466 +8 2

◎10トールポピー 1番人気 8着
○16ブラックエンブレム 4番人気 10着
▲4マイネレーツェル 9番人気 6着
△3エイムアットビップ 6番人気 7着
△5オディール 3番人気 12着
レースの回顧の前にちょっと検証。
ハロンタイムは「12.4 – 10.9 – 11.3 – 11.8 – 12.1 – 11.7 – 11.6 – 12.6」で、3ハロン34.6秒、4ハロン46.4秒、5ハロン58.5秒。去年の5ハロン59.8秒に比べれば雲泥の差。たしかにハイペースだ。
阪神競馬場は2006年の暮れに改修されて、それ以来阪神1600mは前半が緩く流れることが多くなったそうで(この辺は一度検証する必要がありそう)、そういう意味でも今回は「相当なハイペース」と井崎は言っていたが、そんなにビックリするほどハイペースとは言えないんじゃないかなぁ。「先行馬総崩れ」と言っていたが、実際はエフティマイアが2着、ハートオブクィーンが4着に残っており、たしかに逃げたデヴェロッペは沈んだが、その他の先行馬はそれ程沈んでいない。つまり、何が言いたいかというと、ハイペースだったけど、まぁそんなに驚くほどのペースじゃない、ということだ。
さて、次に勝ちタイム1分34秒4。テレビの中継の中でも言っていたが、1000万下条件よりも遅い。
  本日阪神8R4歳以上1000万円以下1:33.9(5ハロン57.9秒)
で、さらに先週の土曜日の同コース同距離でも
  先週土曜日4歳以上1000万円以下1:34.3(5ハロン60.0秒)
というタイムが出ている。
もちろん競馬はタイムがすべてではない。ペース次第でタイムは出たり出なかったりするからだ。しかし、レベルを図る目安にはなる。
通常ハイペースなら後方待機勢が有利だ。実際今日も、勝ったレジネッタは中団後方からの差し切り勝ちだ。だがレジネッタの上がり3ハロンは34.5秒。それほど切れたわけではない。先行した2着エフティマイアは35.4秒、4着ハートオブクィーンが35.6秒と失速しているのに、後方勢があまりきていない。最速の上がりはリトルアマポーラだが、34.3秒で5着までだ。勝ったレジネッタはタイムに恵まれたといっても過言ではない。同じくらいの位置取りで33秒台の脚を使える馬がもしいたらまけていたということになるだろう。
道中は先行勢と後方勢が別れる展開で、後方勢はそれほど脚を使わされるような展開ではなかった。それでも後方勢が来ないというのは、ちょっとレベルが疑問視されるのではないだろうか。強い先行馬もいなければ強い追い込み馬もいなかったということだ。
実際去年の超絶スロー桜花賞では、1000m通過は59.8秒と遅かったが、最終タイムは1分33秒7と、今日よりも0.7秒も速い。それは勝ったダイワスカーレットの強さでもあるわけだ。
つまり、昨日のNZTの回顧でも書いたが、
「今年の3歳勢のレベルはかなり低そう」
ということだ。特に牝馬は、前哨戦からレベルの低いレースになっていているし。
これは、「スローペースでヨーイドン競馬」の弊害とも言えるんじゃないかと思う。本当に強い馬じゃなくても、展開に恵まれたり、騎手の腕だけで勝つ馬がいる。それはギャンブルとしては良いことだと思うが、能力検定の側面から見ると、おかしな事態になってきていると言わざるを得ない。
そんなわけで、最近の競馬は強い馬が能力通りにちゃんと上のクラスに来づらい状態だ。とくに能力のある差し馬、追い込み馬は出世しづらい。だから強い先行馬は勝ち続けていきやすい。ダイワスカーレットはこの辺にも恵まれてるよね。強力な差し馬がほとんどいないからね。
ちょっと話が広がりすぎたが、今年の3歳戦線、とくに牝馬戦線は、中心になるような馬もいない上に、全体的なレベルが低そうということもあって、これからも混戦だろう。去年の阪神JFを見たときには、レベル高そうと思ったんだけどな。ただでさえ難しい若駒の競馬だけに、お金がいくらあっても足りないね、というだけの愚痴だ。
さてようやくレース回顧。
逃げたのはデヴェロッペ。前述したとおりのハイペースで、ちょっとこれは予想外だったね。直線に入ると先行勢は内目を、後方勢が外から襲い掛かる。馬場の外目を通って12番人気レジネッタが抜け出して勝利。2着に15番人気エフティマイアが最後まで伸びて、馬連は19万馬券。3着5番人気ソーマジックで三連単は700万馬券て、そんなの買えないよ。というか5着までに印を付けた馬が一頭もいないわ。
勝ったレジネッタはもちろんJpn1初制覇。重賞も初めてだ。前述の通り、相手に恵まれたということになりそうだが、それにしても小牧騎手の乗り方が良かったといえるだろう。去年のNHKマイルのピンクカメオと同じフレンチデピュティの仔で、こういった大穴を出せる血統なのかもしれない。あ、クロフネもフレンチデピュティ だったか。オークスはおそらくスローだろうから、距離的な問題はないだろうが、この馬の場合は距離よりもペースが問題だね。スロー競馬を差し切れる鋭さはないだろう。
2着に15番人気エフティマイア。思い起こせば去年の阪神JFでは本命にしていたんだよね。追いかけていれば…、いやたらればは意味がないな。先行7番手くらいの位置から最後よく伸びた。
俺の本命1番人気トールポピー8着。後方から。直線外を回ったが、全然伸びなかったね。敗因はよく分からないが、そもそもそれほど切れるタイプではないので、位置取りが後方過ぎたかね。
対抗4番人気ブラックエンブレム10着。出遅れちゃいかんなぁ。
9番人気▲マイネレーツェル6着。勝ち馬と同じくらいの位置取りだったが、伸びきれず。
2番人気リトルアマポーラ5着。クイーンCからの直行組はいらないと思っていたが、実際要らなかったな。