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2008.01.03

2008年期待の新種牡馬2 シルバーチャーム

2008年に産駒がデビューする期待の新種牡馬の紹介。第二弾は97年のケンタッキーダービー馬のシルバーチャーム。


*Silver Charm シルバーチャーム(1994年生)

Silver Buck Buckpasser [C] Tom Fool [I.C] Menow
Gaga
Busanda War Admiral [C]
Businesslike
Silver Tune Hail to Reason [C] Turn-to [B.I]
Nothirdchance
Silver Fog Mahmoud [I.C]
Equilette
Bonnie’s Poker Poker Round Table [S] Princequillo [I.S]
Knight’s Daughter
Glamour Nasrullah [B]
Striking
What a Surprise Wise Margin Market Wise
One Ripple
Militant Miss Faultless
Miss Militant

DP=3-5-17-5-0(30) DI=1.22 CD=0.20
24戦12勝。ケンタッキーダービー(G1)、プリークネスS(G1)、ドバイワールドC(G1)
今年産駒がデビューする種牡馬の中では最も大物なのがこの馬。アメリカ競馬の二冠馬で、4歳時にはドバイWCを勝った。2007年にはアメリカ競馬の殿堂入りしている。
2000年からアメリカで種牡馬入りして、2005年に本邦に輸入された。これほどの馬を国外に出すというのだから相応の理由があるのだろうが、アメリカではあまり活躍馬を出すことが出来なかった。日本に来て今年デビューの初年度産駒こそ70頭近くいるが、その後は種付け数も減っており、2007年には青森のJBBA七戸種馬場に移動している。
ドサージュ的には、DP=3-5-17-5-0で、構成的にスピード系の種牡馬が少ないことが分かる。2400m向きの血統は、最近の日本では成功しにくいところがあるので、その辺も嫌われる原因になっているのかもしれない。また3代前にHail to Reasonが入っているので、サンデーサイレンスの牝馬につけにくいというのもあるかもしれない。
血統的に注目したいのは、父の父Buckpasserで、日本でもマルゼンスキーの母の父としてよく知られいる。世界的にも優れたブルードメアサイヤーで、Woodman、Miswaki、Seeking the Goldなど大成功した種牡馬の母の父としてその血を後世に伝え続けている。だが父系としては滅亡寸前で、アメリカでは後継種牡馬にBackarooが出たのだが、日本ではもうこのラインを父系に持った馬はほとんど見なくなった。直子のメイワパッサーとかBackarooの子のレガシーオブゼルダとかいたのだが、血を繋ぐことは出来なかった。シルバーチャームにはこのBackpasserの優れた血をぜひとも日本で繋げて欲しいと思う。
本流から外れたサイヤーラインで、しかも大物。アメリカで種牡馬デビューしながら日本に輸入。サンデーサイレンスと似た境遇をもつこのシルバーチャームも何かの拍子で成功してもおかしくないのではないかと思う。産駒の数的に初年度が勝負ということになるだろう。