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2007.11.24

JCダート観戦、回顧、そしてJRAへの疑念

指定席が当たったので、JCダートを観戦しに東京競馬場に行ってきた。



行ってきました晴天の中、東京競馬場。総入場人員56、052名とのことだが、いつもの土曜日よりはやっぱり混んでいた。当たり前か。そして混んでる様子の写真が1枚もないってのが痛いな。

俺の本命◎フリオーソの本場場入場。ぼやけて見えるのは超望遠だからです。指定席から撮っているので、100m以上遠くから写してる。長い良いレンズが欲しいなぁ。

俺の対抗にして今日の主役○ヴァーミリアン。この日の豊は人気馬に乗ってはコケて、不調だったように見えたが、そんなことは杞憂だったね。写真がぼやけてるのは(略)
さてレースの模様の写真は無い。燃えてるのに、写真なんか撮っていられない。
予想通りエイシンロンバードの逃げ。ブルーコンコルド、キャンディデートが続く。1000m通過はなんと58.9秒。芝2000mの天皇賞(秋)が59.6秒だったというのを考えれば、これは凄まじいペースだ。今の競馬界のダートと芝のレベルの違いはもちろんあるのだが、色々思うところはこの後に。
直線に入ると横一線。内目からフィールドルージュが抜け出したところを、馬場の真ん中を通って一気にヴァーミリアンが先頭に。後方からはサンライズバッカスも伸びてくるが時遅し。ヴァーミリアンがフィールドルージュに1馬身1/4差を付けて快勝。3着にサンライズバッカス。
勝ったヴァーミリアンは中央G1初制覇。G1は川崎記念に次いで2勝目だ。ペースが速いと見るや後方に待機して直線に賭けた武豊の騎乗も見事だったが、それ以上にこの馬の強さは光った。もともと芝で重賞を勝っている馬だけに、スピード勝負には向いているのだろう。勝ちタイムの2分6秒7は、カネヒキリのレコードを1秒3も上回る驚異的なタイムで、ダートの良馬場とはちょっと考えられないものだ。この後のスケジュールについては分からないが、来年は是非ドバイに行って、今年のリベンジをして欲しいね。
2着に6番人気フィールドルージュ。昨年も同じローテーションで3着に来ていたので、不気味ではあったのだが、昨年より調子が下降していると見て無印にしちゃったんだよねぇ。狂乱ペースの中、中団の前目に付けて、早めに抜け出しを図ったが勝ち馬の末脚の方が一歩上手だったということだろう。出遅れ癖があり重賞はまだ勝っていないが、来年は勝てるだろう。
3着に7番人気サンライズバッカス。▲を打っていたのだが、その通りの好走だった。ちょっと煽り気味のスタートで後方3番手から。3、4コーナーで内を上がっていき、直線では馬群を縫って3着まできた。人気を落としてはいたが、力のあるところを見せたといえるだろう。
4着メイショウトウコン、5着ワイルドワンダーと、5歳牡馬が掲示板を独占。芝戦線では全く良いところ無く、近年最低レベルの5歳牡馬世代だが、ダートでは近年最強レベルであることを証明したといえるだろう。これに本来カネヒキリがいる世代なのだから、この世代のダート牡馬は本当に強い。
俺の本命9番人気◎フリオーソ10着。4番手追走。良い感じで直線に向いたが、ペースがあまりにも速すぎた。

ウイニングランのヴァーミリアンと武豊。本当に強かった。
さて、タイトルで「JRAへの疑念」と書いたが、これはダートコースへの散水の話。今日見ていた限り、午後2回もダートコースに散水を行っている。何故なのか?。風が強いわけでもなく、水を撒く理由が全く見当たらない。
なのになぜ「やや重」に近い馬場になるほど水を撒くのか?。
写真を見れば分かるが、日中あれほど日差しが強かったにもかかわらず、ダートの色は白ではなく、水を含んだ濃い砂の色になっている。
ダートの含水率の規定というのは、日本中央競馬会競馬施行規程などを見ても出ていない。水を撒けば、馬の馬場適正に重大な影響を与えるのだから、撒く理由を明らかにして、さらにキチンと告知をするべきであろう。
穿った見方をすれば、
・地方馬や外国馬に勝たせたくないので、芝に近いスピードが出るように水を撒いた
・レコード決着で盛り上がるように水を撒いた
などと、受け取られても仕方が無いのではないだろうか?。
実際ダートの良馬場で1000m通過58.9秒なんてペースになるのは異常事態で、おそらく脚抜きの良い重馬場でもそんなペースにはなかなかならないだろう。もちろん今のダート競馬は非常にハイレベルで、条件さえ揃えばレコードをどんどん更新しても何の不思議も無い。だが、その条件はあくまで自然であるべきだ。
これだけ晴れた良馬場で、まさかダートコースが脚抜きの良い状態になっているとは、実際に馬場を見ていない人にはわからない。ギャンブルとしての公平性にも欠くだろう。
JRAは革新的な面と封建的な面が同居しているようで、素晴らしいアイデアでファンを大変満足させたかと思えば、ちょっと考えられないようなお役所体質でファン完全無視の一面を見せることがある。
芝競馬の衰退、スター不在、とJRAにとっては苦しい局面が続くが、(もちろん要因はもっとたくさんあるのだが)、ギャンブルとしての公平性、情報公開などにはもっと心を配って欲しいものだと思う。
※JCダートの1000m通過タイムは正式には58.9秒と発表されたので修正(11/27)